エレリ本

□ジャン先生の苦悩の日々 ジャンリ→エレン
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「ねえ先生。俺に大人の落とし方を教えて」
「先生なら、どんなふうにされたら俺を抱きたいと思う?」
そう言ってその小さな生徒は俺の膝に乗っかり、首に両の腕を巻き付けた。

生意気に誘うその小さな口を唇で塞いで、抵抗できないよう両手を縛り上げて、その小さな蕾に俺のでかいのをぶち込んでやりてえ。
今や毎日のようにそう思ってるよ。



「あっあっあ…っ、えれん、えれんんっ」
くちくちと粘性のある音を立て、俺の上で淫らに腰を振っているのはそのくだんの生徒だ。
挿入とキス、フェラはNGだが、俺の生ちんこに門渡りを擦りつけるのはアリらしい。
それまで頑なにおさわり程度しか許してくれなかったのに、先日の授業参観以来、本命が触らせてもくれなくなったらしく、2週間でぶっ壊れた。
普段は何の感情も表さない無垢なガラス玉のような目をしておいて、こういうときだけ色を乗せるっていうのは…正直たまらねえ。
教え子だとか男だとか、最初は確かにあった倫理感はすでにかき消えていて、背徳感はただのスパイスに成り下がっていた。

「イェーガー…っ」
「リヴァイっ」
「リヴァイ、あんま動くと入っちまうぞ…」
俺のとリヴァイの先走りで股間はぬるぬるのぐちょぐちょになっていて、毎日いろんなもので拡張しているリヴァイの穴なら、ぬるっと入ってしまうだろう。
「だめ、挿れたら、もう先生とはしない…っ」
「じゃあこのエッチな体どうすんだ」
「他の人、探すっ」

「考えて、せんせい。考えてっ…!触らせてももらえない相手に、エッチしてもらう方法、考えて…っ」
俺の両手をキュッと握りながら、はらはらと涙を流して腰をゆする姿は淫らなのに儚げでかわいい。
こいつがその気になれば相手は腐るほどみつかるだろう。
挿れたらアウト、役立たずでもお役御免。
かといってこの生徒を本命にくれてやる気にはなれず、俺色に染め上げたガラス玉を手に入れるのにどのカードを切るのが効果的か、回らない頭で必死に考える。


そもそも授業参観にタンポン入れて体育って案は俺だし、その後の懇談会で日常風景の写真スライドと称して、わかる人にだけわかるリヴァイの痴態を流したのも俺の案だ。
リヴァイには本命に嫉妬させて、俺を当て馬にする作戦と伝えておいたが、実はこうなればいいと狙って立てた。
案の定おかしな写真に反応した本命は俺を脅し、他の写真を見せるよう迫った。
俺はリヴァイにあらかじめ見せておいた、エロい雰囲気をまとった日常写真と一緒に、俺が隠し撮りしたお触り時の写真を混ぜて渡した。
リヴァイが服をたくし上げて俺に乳首を触らせ、気持ちよさそうに目を伏せている写真や自分で下着をおろし、異物の挿入された穴を晒している写真。
要するに、俺一人の邪な気持ちではなく合意であると示す物的証拠だ。
本命が嫉妬に狂って犯っちまうかとも考えたが、話に聞く限り実直そうな奴なのでたぶん怒って手放すだろう、写真もデータごと破棄するなと踏んだら予想通りで嗤った。
嫌われたと泣くリヴァイを慰めて、持て余した体も慰めて、ここまで来た。

「リヴァイ、シコってるそいつの、ちんこの前に行って、…顔にかけてもらうのはどうだ?お掃除フェラで、ちんこに触れて、…く…あとはなし崩しに…っ」
さっきより水音と腰の動きが増して、ぬちゅぬちゅぬちゅぬちゅと最高に気持ちいい。
リヴァイも限界が近いのか、つないだ手に力が入り喘ぎが大きくなっていく。
「あ、あ、あ、それ、いいかもっあ、せんせ、イきそ…っイっちゃうッ!突、き上げちゃやぁっあ、あ、せんせ、せんせ」
俺を連呼する唇と潤んだ目を間近に見て、俺は我慢できずに腰を揺らした。
ひときわ高い声を上げてリヴァイはドライでイき、もう一度俺を呼んだ後『すき』と確かに唇を震わせた。
それを見た途端、俺の何かがぶつんと切れた。

力なくしなだれかかるリヴァイを押し倒し、ぬるぬるの穴にちんこをあてがう。
「いや、あっ!先生、なんで…っ」
イッたばかりとは思えないほどの力で抵抗され、体の下から逃げられる。
「てめ…っ」
「いやだっ先生、最後まではしないって!」
「今さらだろうがっ」
転げそうになりつつ逃げる足を掴み、引き倒してもう一度組み敷き、両手を封じる。
「やだ!ぃやだああっ…エレン、えれんっ!」
「てめえいい加減にしろ!」
暴れるリヴァイの足が脇腹を抉り、痛みにカッとなった俺はリヴァイの頬を殴ってしまった。
びっくりした様子のリヴァイの目からぼろぼろと涙が零れ落ちる。
俺は一瞬呆けて、最低の野郎だと自嘲しながらも止められなかった。
「くそっ!」
足を抱えて大きく開き、リヴァイの抵抗で逆に興奮した怒張で穴を探る。
「いやああっ!!」
今にも入ろうとしたその時、リヴァイは大きく身をよじり、反動で抱えた足が外れた。
そのまま蹴り上げた足が俺の喉元にヒットし、俺は喉を押えて転がった。
その間に俺の下から這い出たリヴァイは、近くの机に立ち寄った後、服を抱えて逃げるようにその場を去って行った。



しばらく横になったままむせていた俺だったが、そこにリヴァイが戻ってきて驚いた。
もっと驚いたのは、こいつはいったい誰だと思うほどの冷ややかな視線とその言葉だった。

「なかなかいい絵がとれたな。物的証拠…ってやつだ」
そう言い、口元に残る殴られた跡と手に抱えたビデオを順に指した。
そこには画面外からやってきた大人と子供の強姦未遂シーンがおさめられていた。

「これでようやくエレンのもとに戻れる。てめえはなかなかに悪知恵の働く玩具だったが…やりすぎはよくねえよな。」
仕掛けてるのが自分だけだと思ったか?
今日はシャッターを押す余裕もなかっただろう?
そう言ってリヴァイは年齢にそぐわない昏い笑いを浮かべた。
「ああ、あと興信所に頼んでてめえの家と職場からあの手の画像は削除させたから」
最後にこれで完成だ、と俺の胸ポケットから万年筆を取り出すと、カメラ部分をばきりとへし折った。
粉々になった部品が俺の腹の上に舞う。
俺はこれから身に降るであろう処遇を憂い、落ちてくるそれをただただ眺めることしかできなかった。



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