エレリ本

□出勤日のただれた朝 エレリ
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両手でそれを捧げ持ち、んくんくと喉を鳴らして口いっぱいにほおばる。
息苦しくなったのか、はぁ…っと艶めかしい吐息をこぼして口を離せば、開いた口元から白い液体を乗せた赤い舌が覗いた。
荒い息を整えて再び口をつけ残った液体を流し込むと、じっくりその味を口内で楽しんだのちごくりと飲み下した。

俺はその様子を横目で見やり、かじりついたトーストをどうにか飲み込んで口を開いた。
「…リヴァイさん、あの…」
「なんだ」
「その飲み方、正直目のやり場に困るんですが…」
平日の朝、今目の前にあるのは朝食を並べたダイニングテーブル。
隣に座るリヴァイさんが飲み下したのは何の変哲もないただの牛乳だ。
リヴァイはちらりとこちらを見やると少し頬を赤らめてコップに視線を戻した。
「これは来るべき日に向けての練習だ」
それはあれですか、ごっくんする日ってことですか。
「だいぶうまくなったろう?」
……食べ物をそんなことに使っちゃいけません!



リヴァイは小さい。
前世でも小柄な方だったけれど、今生はまだ10歳ということもあって前よりはるかにいろんな場所が小さい。
俺はそんなリヴァイに無体なことができるはずもなく、ずっと我慢して我慢して早く大きくなってほしくて幼少のころからバランスの良い食事と毎朝の乳製品は欠かさず与えてきた。
好き嫌いのないリヴァイは中でも牛乳を特に好んで飲んでいて、飲み終わったあと物欲しそうな顔をするリヴァイにおかわりの有無を尋ねたこともあった。
まだほんの小さい頃、飲み終えた後に褒めてほしそうな顔をしていたのを、こぼさず飲めたからかと思って上手に飲めたねと頭を撫でたこともある。
そのほかにも、思い返せば…いろいろ…。
「リヴァイさん、ちなみにそれはいつから…」
「物心ついた時からだがなにか」
ですよねぇえ!
「てめえのスルースキルには恐れ入るよ」
思わず過去の自分にローキックをかましてやりたくなって耐える。
いやむしろ褒めてやるべきだ。
でないと手を出せないあの日々では朝食を共にすることすら苦行になっていただろう。

そんな風に頭を抱えていたせいで、リヴァイさんが膝の上に上がるのに反応が遅れた。
向かい合わせになって首に腕を巻きつけ、額と股間を押しつけてくる。
「で?鈍いおまえが気づけるほどうまくできた俺に、ご褒美はねえの?たとえばこれを…俺の上か下の口にねじ込むとか」
そう言って妖艶な笑みを浮かべて腰を揺らす。
すでに勃ち上がりかけていた俺には十分すぎる刺激だ。
朝も余裕をもって行動しているので、時間を作ろうと思えばある。
しかし。
エッチ解禁になったその日から自制など効くはずもなく、欲望のままに突き上げては何度もリヴァイを生まれたての小鹿みたいにしてしまっていた。
朝勃ちにまたがって腰を振るリヴァイで起きるとか、『あ…っやっと起きた、えれんはやく、はやくう…っ』と涙ながらにおねだりされるとか、1回ヤってお仕置きでもう1回ってパターンですよねどう考えても。
でも一人の大人としてそんな毎日を過ごすわけにはいかないので、最近ようやく神回避を行使しはじめたところだった。


「リヴァイさん…ダメですよ。また足腰立たなくなっちゃいます」
大人の対応を心掛け膝の上から下ろすと、リヴァイは俺の足の間に膝立ちになった。
「…口だけでもダメか?本物を飲んでみたい…」
見上げる格好となったその位置は、ちょうど俺の股間の高さだ。
脆くなった理性がぐらりと揺らぐ。
スラックスのボタンに伸びる小さな手を止められず、完勃ちした怒張を目の前にさらすことになってしまった。
「リヴァイさん…っ」
咎めるように声をかけるが、言葉だけの牽制なんてあってないようなものだ。
リヴァイは両手で怒張を捧げ持ち、先端に舌を伸ばした。
何度か舐め上げた後、鬼頭に唇を寄せ、ちうちう吸い始める。
感触だけでもヤバいのに、幼いリヴァイとグロテスクな怒張の対比は視覚的に来るものがある。
頭を前後させながら徐々にその範囲を大きくしていくが、小さな口ではいっぱいにほおばったところで鬼頭部が限界のようだった。
含み切れない部分を両手でこすこす擦り、苦しそうな顔で見上げてくるリヴァイがかわいすぎて、そのまま突き込みたい衝動を何とか抑える。
代りに俺は小さな両手ごと握りこんで前後に扱き上げた。
口内では煽るように舌で先端や鬼頭がぺろぺろ舐められ、絶頂が近くなる。
「んっんん…っ!」
自然に腰が揺れてしまい、えづいたリヴァイが口を離したところで俺はイった。
白くとろりとした液体が、上気した幼い顔を彩る。
「す、すみません…顔に…!」
リヴァイは慌てる俺をよそに、先端からこぼれる精液に舌を伸ばすと、尿道に残るわずかな精液を吸い出しごくりと飲み込んだ。
ちうと音を立てて口を離し、俺を見上げる。
「…少しだけ、のめた」
俺の精液を顔に散らしたまま、ほんのりうれしそうに呟くリヴァイに、俺の中のいろんなものが吹き飛ぶ。

「え、えれ…?」
俺はリヴァイを抱き上げて下着ごとずらすと、その小ぶりなお尻に陰茎を突き立てた。
「んあっああぁあっ!!」
今朝も早くから朝勃ちに腰を振っていたリヴァイのお尻はほどよくほぐれていて、ぐちゅりと一気に奥まで入った。
「か…は……っ、あ…ぁ」
それでも突然の刺激に幼い体はたえきれなかったらしく、一突きだけでぴくぴくと身を震わす。
俺はリヴァイの回復を待つ余裕もなく、腰を抱えなおして激しく突き上げ始めた。
「あ、あ、あっ!」
「おいしかった?」
問うてみるが、喘ぐばかりでリヴァイからの返答はない。
「もっとのみたい?」
かろうじて頷くリヴァイを視界におさめ、俺は椅子から立ち上がった。
リヴァイの椅子にリヴァイの上半身を預け、上からがつがつと突き入れる。
「あっあっあっえれっ苦し…っ!」
リヴァイは椅子の背をぎゅうと握り、俺の腰に足を絡めた。
不安定な姿勢への不安のためか、陰茎をぎゅうぎゅうと締めつけ俺を絶頂に導く。
「いっぱい、注ぎ込んであげるねっ」
そのままの姿勢で最奥にたたきつけ、吐精する。
「…ふあああっ!………あ…あ…」
この刺激が好きらしいリヴァイはそれだけでガクガクと体を揺らした。
俺はドライでイった後の中の感触を味わいながら軽く腰を突き、最後の一滴まで吐き出す。
少しの間、静かな空間に二人分の荒い吐息だけが満ちる。
俺の額から滴った汗が、精液を受けたままのリヴァイの顔にぽたりと落ちた。


どうだった?と問えば、恍惚とした表情で返答が返ってくる。
「すごい…おいしかった……」
その目はおかわりをねだっていて、俺は覆いかぶさってキスを落とした。





「なんだこれは」
翌朝、食卓に並べられたコップを見てリヴァイが顔をしかめた。
「見ての通り、イチゴ味の牛乳です。ミルメーク入れてみました」
「ち。これじゃ雰囲気でねえじゃねーか」
出さなくていいんですよ、牛乳なんですから。
そう思って自分のコップに手を伸ばしたのがだが。
「しかたねえな…俺に無理やり突っ込んで血出させた後のちんこってことにしとくか」
「な…な…、リヴァイさん…っ!」
そうしていつもよりやや嫌そうな顔をしながらやっぱりいやらしく飲み始めるリヴァイを見て、俺は残った他のフレーバーを思い浮かべた。
抹茶…メロンとかなら?
…ダメだ!斜め上を行く答えが返ってきそうで試せない!


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