ギフト置き場

□俺にも教えて、黒猫様!
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たぶん誰もが思い描いたであろう春のエピソード…www
ジィンさまのかわいすぎるケモ耳ズのキャラ像や世界観を壊さないように努めました!
が、キャラ崩壊してたらごめんなさい><///
ジィンさまに捧げます〜☆
・・・・・・・・・・・・


なーうな゛ーう…
んな゛お゛ぉお…

世の猫どもがしきりに騒ぐ季節がやってきた。
俺はというと、青の首輪をつけ今やお気に入りとなった縁側で外を眺めていた。
この時期はどうにもむずむずする。
落ち着かねえし、俺はここだーっと声を張り上げたくなる。
まあさすがにやらねえが、猫としての本能だなこれは。

そんな落ち着かないそぶりの俺を見とってか、猫どもの鳴き声から察したのか、家主がふうとため息をついた。
『あら、そろそろ春だものね…』
『病気になってもかわいそうだし、いっそのことエレンも一緒にやっちゃおうかしら…』

ぽそりと呟かれたその内容に、危機を察知して全力で振り返る。
さっそく動物病院に電話をかけ始めた家主を尻目に、俺はエレンの元へと走った。

…男としての機能を奪われるなんて冗談じゃねえ。


「おいエレン逃げるぞ、去勢させられる」
小屋の中でおもちゃにがふがふ噛りついていたそいつは、俺の言葉におもちゃをぽとりと口から離した。
「きょせー??」
まあ予想はしていたが、アホなエレンは目を真ん丸にして首をかしげるばかりだ。
「おいっ!首動かすんじゃねえよ」
危機感のないアホにイライラしながら、俺はどうにかエレンの首輪の鎖を外そうとカシカシ奮闘する。

「その腹の下の逸物が使い物にならなくなるんだよ」
「…え…えーーーーっっ!!!そしたらどうやっておしっことか俺のなわばりってするのーっ!?きょせーやだ!こわいっ、こわいーっ!!」
「いや、なわばりはだなあ…」
「きょせーこわいいぃいっ」
目から大粒の涙をこぼしながらぴーぴーキャンキャン泣きわめく。
うるせえっと怒鳴りつけるも、恐慌状態に入ったらしいアホ犬は聞く耳も持たない。
「だから逃げるために鎖外そうとしてんじゃねえか。ぴーぴーわめくな、首を揺らすなっ!」

『エレンどうしたの?』
騒ぎを聞きつけてか電話を終えた家主が庭まで出て来やがった。
「「…っ!」」
暴れるエレンの鎖を外しきれず、ぴしりと固まったエレンの体に阻まれ逃げることも叶わず、2匹で小屋の隅に佇む。
『運よく予約が取れたから、今からお出かけするよ』
「「〜〜〜っっっ!!!!」」

「きゅっ!きゅ〜〜〜んっ!!…きゅ〜〜〜ん…っ」(いやーっっ!!!お願いっ、きょせーやめてえっ!おねがいっおねがいぃいっ)
耳も尻尾もへしょっへしょに垂れ、ちっちゃくなって震えるエレン。
俺も鎖を外そうと再度試みるもそいつの震えがひどくて手元がぶれる。
「んにゃーっ!」(おいてめえエレン!ちょっとはじっとしてろっ)
「ふわわわん…」(だってだって…っ)

家主はエレンを抱き上げようとしゃがみこみ、小屋の中へと手を伸ばす。
震えに震えまくったエレンはほとほとと涙を零しながら見つめた。
「きゅーん…くぅうん……」(ご主人様、ごしゅじんさま…おねがいだよ…)

『…まあまあ…わかるのかしらね』
どうする♪アイ○ル♪も真っ青のエレンの嘆願が効いたのか、家主はどうやらほだされたようだった。
『病気やストレス対策とはいっても、実際の気持ちはわからないしね』
未だ震えるエレンの頭を撫でると、俺たちを抱きかかえることなく立ち上がる。
『今日のところはキャンセルして、お父さんと相談して決めるわね』
そう言って家の中へと入っていく家主を見送り、完全に姿が見えなくなってから、俺たちは力が抜けたようにへたりこんだ。


「…おいてめえ、たまには役に立つじゃねえか」
「うう…怖かった…」
すんすん泣きながら抱きついてくるエレンの耳を、なだめるようにさりさり舐めてやる。
まあ今回はアレだ、巻き込んで悪かったな。

こいつはこれが好きらしく、すぐに目がとろとろになっちまう。
金色の目がはちみつみたいに溶けて、俺はそれが嫌いじゃなかった。
すりすりと顔を寄せてくるそいつの耳を褒美だとばかりにしばらく舐め回し、ヒト化して毛のない首筋にも舌を這わせる。
「あっ!だめだよりばいさん、そこは痛いよ」

ざらざらした舌を素肌に直接あてるのは刺激が強いらしく、小さく身をすくめて口を尖らせた。
この姿ではふさふさしてるのは耳としっぽくらいだ。
そっちに視線を向けると、めずらしく察知できたのかぴゃっと飛びのいた。
「そ、そこはもっとだめっ」
なんとなく悔しくなり、代わりに丸まってできたしっぽの空洞にパンチを食らわせてやる。
「それもだめだよう〜っ」
触れるたびにへにょりと垂れていくしっぽはなかなかにおもしろいのだ。

少しの間戯れていたが、万事解決というわけではない。
ひとまずどうにかなったが、これは一時的なものだ。
このままじゃ遠からず仲良く病院行きだろう。
去勢を確実に回避するには、自制をかけまくって雌の誘惑なんぞになびかないことを示さないとならない。
そしてこいつに犬の発情期の症状を教えてやって、そういうしぐさを家主の前で極力披露しないように教育するしか。

…できるのか、このアホに…
その手の知識は皆無だろうし、教えたところで我慢できるとはあまり思えねえが。
でもやらないことには俺も巻き添え必至だ。
俺一匹なら逃げて気ままな野良生活に戻ってもいいが、こいつを見捨てていくのも何となく忍びない。
……しかたねえ…


「よし、特別講義だ。俺が今から去勢防止の性教育をお前に施してやる」
「きょせーぼーし、せーきょおいくっ!」
わかってなさそうな声で復唱するエレンに、俺は自身に我慢だと言い聞かせる。
「そうだ。あと、去勢されてもなわばりとかは問題なくできるからな」
「…?じゃあ何ができなくなるの??」
「ガキをつくれなくなる」
「ええっ!それもやだよ〜」
再び涙をにじませて騒ぎ立てるのを軽くいなし、なるべくわかりやすい形で症状を説明していく。
ふんふん頷き、たまにアホな問答を繰り返しながらもどうにか一通りの説明を終えた。

「それから、人間の手足につかまって腰振ったりするなよ。あれであいつら発情してると勘違いすることがあるからな」
「わかった!りばいさん、ほんとに物知りだねっ」
「たりめーだクソが」
キラキラした目で見上げられ、ふんと軽く鼻を鳴らす。

「ねえねえりばいさん、じゃあ赤ちゃんはどうやって作るの??」
「それはだな…」
言葉での説明では理解に至らず、俺は小屋から片手を出して地面に図解してやった。
我ながらうまく描けたと振り返ったが、そこには若干引き気味のエレンが。
「…りばいさん絵下手だね」

ぶちっ

「…気が利かなくて悪かったな。そうだな、実地の方がわかりやすいよなあ」
「うわぁんっ!ごめんなさいいっ」
背後からマウントポジションをとり、上から押さえ込む。
エレンはぎりりと力をこめた腕の下で半泣きだ。

「ガキを作るにはこうして後ろから羽交い絞めにして、こいつをぶち込む。わかったか?」
尻穴付近に腰を押しつけ、むき出しのうなじに甘噛みするとひあっと声を上げその身がはねた。
へっしょへしょのエレンが眉根を下げ、こちらを恐る恐る振り返る。

その体勢に、その表情に。
…正直な話、むらっときた。
あ、これあかんやつ。


「…なあエレンよ。おまえ、俺の役に立てるとうれしいか」
「…?うれしい」
「発情してないふりはできても、衝動を完全には抑えきれねえ。どこかで発散した方がうまくいくと俺は思うが、てめえはどうだ?」
「??…うん。…?」
さっぱりわかってない風のそいつからゆっくりと身を起こす。
「そうか。そいつはよかった」
そのままエレンを仰向けにし、パンツごと引き下ろした。

「ええっ!!な、何するの??」
「何って、ナニだが」
「答えになってないよ〜〜っ」
小屋の入り口に手をかけて逃げようとするのを阻止し、エレンの縮こまった性器と半勃ちになった自分のそれとを一緒に握りこむ。

「ふええ??!!」
「ただの発散だ。痛いことはしねえよ」
腰を揺らし、そのリズムでしゅっしゅと擦ると、静かになったエレンのそれが次第に固くなってきた。
ちらりとエレンを見やれば、目があった途端、困惑顔が真っ赤に染まる。

「どうした。てめえでも恥ずかしいのか」
「だ、って…りばいさんの顔が…」
「俺の顔?」
「……オトナのかお、してるから…」


…おまえの方こそ、そりゃガキの顔つきじゃねえだろ。
上体を倒して首筋に鼻先をうずめ、鼻腔いっぱいにそいつの匂いを吸い込む。
そうして熱い息を吐きながら、ついさっき文句を言われたばかりの箇所をべろりと舐めた。

「うひゃ…あぅ、う…んっ」
ひくひくと身を震わせ、さっきとは異なる反応を返す。   
俺は片手で逸物をこすりながら、上着もずり上げ至る所をぺちゃぴちゃ舐めていく。
「あん、や…っ、りば…ふあ、やぁんん」
身をよじり俺から逃げを打とうとするが、その抵抗は小さくむしろ煽る要素にしかならねえ。
エレンの目がぐずぐずに蕩けきりその腰が揺れ出す頃には、手の中のものは互いの先走りでぐちょぐちょになっていた。

「おい、てめえも少しは手伝え。同じように擦ってみろ」
そう言ってエレンの手をそこに導く。
少しの逡巡のあと、めいっぱい手を広げてきゅうと握った。
「いいか、俺の腰の動きに合わせてやれよ」
「んっうん…あ、は…、ぁふ…あぁっ」
こくこくと頷いたのち、不器用ながらも上下にいじり始める。
はじめはてんでバラバラなタイミングの上、力加減もろくにできていなかったそれも、軽く促してやるだけでそれらしいものになった。

「そうだ、それでいい…できんじゃねえか」
すり、と赤く染まった頬をなでれば、だらしなく開いた唇を寄せて俺の親指をかしりと噛んだ。
そのまま指を口内に押し込んでやると赤い舌を覗かせ、快楽に染まった顔に少しだけ苦痛の色を乗せる。

ただのへたれたアホ犬だと思っていたが、こんなに感度のいいエロガキだったとはな。
上気した肌も、艶やかにとろけきった目も、上ずってきゃんきゃん啼く声も、どれもが俺の劣情を煽る。
俺の与える快感に翻弄されながらも、下手なりにどうにか返そうと必死になってる姿もいじましい。
先っぽをくりくり擦ってやると、ひときわ高い声で啼いた。

「…あんまでけえ声出すんじゃねえ」
「やっ!……だ、って、りば、さん、がぁ…っ」
黙る様子のないそいつの口を、人間どもがやっているのをまねて塞いでやる。
「はむっ!…んっんん…」
見よう見まねで舌を突き出し絡めてみれば、これもなかなかに気持ちがよかった。
通常の姿じゃやれねえが、この姿のときに時々くらいはしてもいい。
「んはっ、…は、っは…」
くちゅりと音を立てて唇を離せば、うまく呼吸できなかったのかエレンは喘ぐように大きく息をついた。

「おまえ、精液は?」
「…せ、ぇ…?」
「ガキのもと。白い液体のことだ。まだ、出ねえか」
こくこく頷くエレンの耳元に、今から見せてやると零してエレンの手ごと握りこむ。
いっそう激しく腰を振り、手に力をこめていく。
「あ、あ、あっ、りば…、さ…っ」
刺激が強すぎるのか体を縮めて目もぎゅうと閉じてしまうのを軽くとがめる。
「おいっ、しっかり、見やがれ」

どうにか薄く開いたエレンの視界の元、なめらかな白い腹にぴゅくぴゅくと飛び散らせた。
「…これが、オトナの証だ」
指で一掬いして、はふはふと息を乱すエレンの口に差し入れる。
「ん…っ、…にがい、よ……」
「オトナの味だ。…キレイにしてやるから、てめえも手伝え」

掬い取っては口に含ませ、腹についた精液を舐めとる。
エレンの性器についた先走りにも舌を這わせて反応を楽しみ、俺の逸物も咥えさせた。
んくんく咥えるエレンのぴるぴる動く耳をそっと撫でてやると、熱の籠ったとろとろの目を向ける。
心なしか嬉しそうな表情を浮かべたあと、ゆっくりと瞼を下ろしてちゅぷちゅぷ吸いついた。

……くそっ。
今年の春はぜんぶこいつにもってかれそうだ。
ケツまで犯すべきかそこはオトナとして耐えるべきか。
そこが問題だ。


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