ギフト置き場

□夏の風物詩
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「おい、もう手首まで垂れてきてんぞ。ひくつきもすげえ」
「…あぅ、くっ……言わない、で…くださ、い」

弄られ慣れたそこは少しほぐすだけで腸液が溢れるようになっていて、リヴァイさんの言葉通りに手首のあたりをぬらぬらと照らした。
俺の体をそうさせたのはリヴァイさんだけど、はしたなさを露呈されているようで、言われるのも見せられるのも未だ慣れない。
羞恥に身を固くしていると、浴衣を汚さないようにとリヴァイさんは手と俺の足に垂れた腸液を軽く拭い、互いの性器にゴムをつけていった。

花火によって開けた視界に、腹につきそうなほどそそり立ったリヴァイさんのそれが映る。
一瞬のうちに血管の浮き上がりまでもがくっきりと見え、俺の脳裏に焼きついた。

…びきびきだ……
ちらりとリヴァイさんに視線を送ったら、あまり煽るなと諌められた。

……煽ってるのはどっちだよ。



後ろを向くように言われ、背後の大木に手をつくと、すでに着崩れ始めていた浴衣をめくられた。
露わになった尻を一撫でされ、俺のナカが切なく震える。
後孔へとそれを押し当て、腸液を塗りつけるその動きにすら興奮してしまう。
はやく、はやく。
誰かに見られるかもしれないのに、こんな獣じみたこと、と思うのに。
さっき目にしたあれが欲しくて欲しくてたまらない。
リヴァイさん、はやく。

「…ッエロすぎんだろ」
自然と腰が揺れてしまったようで、すぐそばから低く欲の孕んだ声が鼓膜に響いた。
じんわりと首筋まで痺れて、思わず逸らせたそこに食いつかれる。
「はぁ…アッ」

首筋を噛まれながら、後ろからずぶり、奥まで一気に貫かれる。
固くて大きいリヴァイさんの熱が腹いっぱいに埋まって、俺はまた軽くイった。


「…っや、ひび…くっ」
挿れた直後、落ち着くまで待ってくれているのはいつもと変わらないのに、花火の振動が腹に響いて細かく震える。
経験したことのない感覚に、ナカのひくつきも止まらない。
「くっ…すげえ……」
細く長く、熱い吐息が首筋にかかる。
肩越しに後ろを振り返り、どちらともなく唇を重ねた。
熱い舌を絡めれば、わずかな苦味が舌に乗る。
俺の味だ。
潔癖症なのに、リヴァイさんは俺のを飲んでくれる。


すき。
すきだ。
こうしていられて嬉しい。
体もだけど、心までふわふわする。

気持ちを込めてキスを交わせば、重ねた唇に煽られるかのように、下の方もゆっくりと突き込まれていった。
「ん…、んぅ……、っは、…んく」
緩やかな動きは次第に速くなっていくけれど、腰を掴まれているわけもなく、最奥には届かない。
出し入れされるたびにぷちゅくちゅと水音が響いて恥ずかしいのに、これじゃ足りないとナカが疼く。

いっぱい突いてほしい。
できればこのまま、激しく。
もっと貪るみたいに抱いてほしい。
でもそんなことされたら、きっと声を抑えられない。
葛藤をそのままに、舌だけはもっともっととねだるみたいに突き出した。
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