テラフォーマーズ
□全面戦争
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小町 第1班
小町「マルコスと慶次だけ薬と網を持ってついてこい!
水無月は中で待機してくれ。他の奴ら来ないともかぎらねぇし。
万が一、あいつを取り逃がした場合お前ならゆうに捕獲できるだろう。
お前の能力を見込んでここは、一時お前に預ける。」
水無月「あい、わかった。」
マル・慶次「はい」
艦の外---------------------
小町『この場で捕らえる
サンプル獲取のためコイツを捕らえる。薬をうて 能力を使う』
『囮!?』
小町
(見ると、艦に仲間のゴキブリがいる。
しまった。
しかし、唯一、水無月を残してきて正解だった。あいつならこの状況も読み取っているだろう。)
脱出機内
水無月「おや、招かれざる客人のご登場
みたいだな。」
皆が、脱出機の窓を見るとテラフォーマーがくっついていた。
水無月「虫ケラごときが、私に楯突こうなんざ何様のつもりだ」
そうしているうちに、脱出機の窓を割、奴が入ってきた。
水無月「ここに来たからには覚悟できてんだろーなぁ。
生きて帰れると思うなよ。」
そうして、奴に術をかけようとしたが、奴はいきなり、私に背を向けて脱出機の奥に行った。
水無月(何、背を向けただと。)
追いかけると、奴はただ何かを探しているのか目をおっている。
すると、奴の眉間に赤いランプがあたっている。
隊員のシーラが奴に照準器を当てている。
私は、彼女に任せてみようと思った。
シーラ
(艦長たちが出てすぐ、水無月さんが気配を感じ取ると、ちょうど、テラフォーマーが脱出機の中に入ってきた。
水無月さんが対峙するもなぜか、テラフォーマーは水無月さんに背を向けて後ろの走り出した。
えっ、こっちに来るの。私は、怖かったけど、以前、艦長に教えてもらった照準器の使い方を思い出した。
(艦長に認めてもらいたい。
少しでも近づきたい。今、あの人の隣にいるのは、水無月さんだ。
せめて、彼女までとはいかないけど、私もおいつきたい。)
そう思っていると私は、テラフォーマーに向かって照準器を向けた。
怖くて涙が出た。
シーラ 『捕獲!』
トリガーを押すと見事、あたった。テラフォーマーが暴れだし、ひとりで抑えるのはきつかった。
そこにだれかの手が触れた。
小町『逃がすもんかよ』
《このドイツ開発「対テラフォーマー発射式蟲獲り網」は3倍の筋力でも千切れないよう設計されている》
小町『よくやったぞシーラ お前の勇気が全員の命を救ってくれた』
シーラ『…はい』
水無月「あぁ、よくやった。」
乾「主も案外、世話好きですね。」
水無月「何がだ」
フフフと乾は笑った。
シーラ
水無月さんと艦長に褒められた。それだけで私はとてもうれしかった。