テラフォーマーズ

□全面戦争
1ページ/3ページ

小町 第1班

小町「マルコスと慶次だけ薬と網を持ってついてこい!

水無月は中で待機してくれ。他の奴ら来ないともかぎらねぇし。

万が一、あいつを取り逃がした場合お前ならゆうに捕獲できるだろう。

お前の能力を見込んでここは、一時お前に預ける。」

水無月「あい、わかった。」

マル・慶次「はい」


艦の外---------------------

小町『この場で捕らえる
サンプル獲取のためコイツを捕らえる。薬をうて 能力を使う』

『囮!?』

小町

(見ると、艦に仲間のゴキブリがいる。
しまった。

しかし、唯一、水無月を残してきて正解だった。あいつならこの状況も読み取っているだろう。)
脱出機内

水無月「おや、招かれざる客人のご登場
みたいだな。」

皆が、脱出機の窓を見るとテラフォーマーがくっついていた。

水無月「虫ケラごときが、私に楯突こうなんざ何様のつもりだ」

そうしているうちに、脱出機の窓を割、奴が入ってきた。

水無月「ここに来たからには覚悟できてんだろーなぁ。

生きて帰れると思うなよ。」


そうして、奴に術をかけようとしたが、奴はいきなり、私に背を向けて脱出機の奥に行った。

水無月(何、背を向けただと。)

追いかけると、奴はただ何かを探しているのか目をおっている。

すると、奴の眉間に赤いランプがあたっている。

隊員のシーラが奴に照準器を当てている。
私は、彼女に任せてみようと思った。
シーラ

(艦長たちが出てすぐ、水無月さんが気配を感じ取ると、ちょうど、テラフォーマーが脱出機の中に入ってきた。

水無月さんが対峙するもなぜか、テラフォーマーは水無月さんに背を向けて後ろの走り出した。

えっ、こっちに来るの。私は、怖かったけど、以前、艦長に教えてもらった照準器の使い方を思い出した。

(艦長に認めてもらいたい。
   少しでも近づきたい。今、あの人の隣にいるのは、水無月さんだ。

せめて、彼女までとはいかないけど、私もおいつきたい。)

そう思っていると私は、テラフォーマーに向かって照準器を向けた。

怖くて涙が出た。

シーラ 『捕獲!』

トリガーを押すと見事、あたった。テラフォーマーが暴れだし、ひとりで抑えるのはきつかった。
そこにだれかの手が触れた。
小町『逃がすもんかよ』




《このドイツ開発「対テラフォーマー発射式蟲獲り網」は3倍の筋力でも千切れないよう設計されている》

小町『よくやったぞシーラ お前の勇気が全員の命を救ってくれた』

シーラ『…はい』

水無月「あぁ、よくやった。」

乾「主も案外、世話好きですね。」

水無月「何がだ」

フフフと乾は笑った。

シーラ
水無月さんと艦長に褒められた。それだけで私はとてもうれしかった。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ