テラフォーマーズ
□天から堕ちた神
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回想
小町「水無月、お前は極力、薬は使うな。」
水無月「それは、私の腕が鈍いからか、それとも能力の問題か?」
小町「後者の方だ。お前はよくやってくれている。ただ、お前が薬を使い人為変態をすることは俺たちより何倍以上ものダメージを体に与えることになる。それは、お前も理解しているだろう。」
水無月「そうだな、そのせいでいろいろと今まで厄介だったからな。」
小町「できるかぎり、俺たちも全力でサポートする。もし、本当にやばいと思ったときだけ使え。いいか、これは、艦長命令だ。」
水無月「………はい。」
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日米合同班1班
小町「どいつもこいつも湧いて出てきやがって。みんな、いくぞ。」
「おう」
薬を投与し、人為変態を行う。
三条加奈子 ハリオアマツバメ
鬼塚慶次 モンハナシャコ
脱出機近くにいたゴキブリは全て倒せた。
マルコス「艦長、SOSが発信されているようです。」
小町「どこからだ。」
マルコス「6班と4班からです。」
小町「よし、まずはレーダー反応を確認する。」
ゴキ「じょじょじょ」
小町「なっ、何!まだ生きて!」
マルコス「艦長危ない(クソ、まにあわねぇ)」
別段、水無月さんは、慌てるわけでもなく、手に持っていた日本刀を向けたと思ったときにはすでに奴は地面に突っ伏していた。
水無月「本当ならば、貴様の息の根を止めたいところだが、……捕縛する。」
片手で奴を抑えた。
マルコス「すっ、すげぇ。いつの間に」
小町「おう、大丈夫か、水無月。
今回は俺が甘かった。まずは、助かった。」
倒したゴキブリをサンプルとして収容していたときのこと。
マルコス「なぁ、あの人、何者なんだ。本当。
薬なしで奴ら倒しちまうし……。
人為変態したときが考えるだけで恐ろしい。」
慶次「艦長は素性については一切言わないけど、安倍家の末裔で陰陽師だということは知ってる。」
マルコス「なんだよ、その陰陽師とかって」
加奈子「たぶん、魔法使いみたいな感じ。
本当にすごーい。」
慶次「ただ、艦長に言われたんだが、水無月さんに薬を投用させるなと言われた。」
マルコス「えっ、なんで。たださえ、あんなに強いのに。」
慶次「わからないが、艦長命令としか言われなかった。」
マルコス「ふーん」
水無月「しばらくぶりだが、ずいぶん腕が生ぬるくなったな。」
乾「いいえ、お見事でした。」
水無月「とは、言えいつ覚醒してもおかしくない状況だ。」
乾「主は、そのことを知って、ここに来られたのか。それとも、一族の誰かに」
水無月「それを言うな。これが、私の定めだったのだろう。
乾、万が一の時は頼んだぞ。
お前しか頼めない。」
乾「しかし……、御意。
ただ、俺は、お前をただでは死なせん。
お前が逝く時は俺も逝く。」
水無月「わかったよ。」
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