カレイドイヴ

□想いはすでに
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二人が入ってきて数週間が経った。まだまだ、あれだけど以前よりだいぶこなれている。



そして、今、私はなぜか女の子二人に挟まれている・・・・


1人は、同じ隊員の翼ちゃん。そして、もう一人は、翼ちゃんの高校からの友達であるらしい
子だ。

S,A,D,Fで広報や事務担当をしている、安川莉桜さんというらしい。
この子も翼ちゃんと同時期に入ってきた子らしいので、新顔だ。


莉桜「翼、久しぶりー。どう?調子は?男ばっかりのところだから気をつけてね。
だって、あんた、とってもかわいいもん。」


なんていうか、明るくてサバサバした性格のようで、とてもかわいい。

翼「うん、ありがとう。莉桜ちゃんも元気そうで何よりだよ。

それに、女の人もいるよ。いつも、いろいろ教わっているの。」
そして、横にいた私に視線を向ける。

翼「紹介するね、私の先輩の海城海里ちゃんだよ!!」


莉桜「あっー。知ってる!知ってる!お噂の女性隊員さんでしょ!

でも、こんなにちっちゃいの
とってもかわいい!!!!」

翼「ちょっと莉桜ちゃん、いきなり・・私より先輩なんだよ。」


海里「いや、大丈夫。私、年下だし。隊務以外だったら名前呼びでいいですよ。」


莉桜「さすがー。じゃあ、私のことも莉桜って呼んで!」

翼「ところで、莉桜ちゃん、海里ちゃんの噂って?」


翼ちゃんが聞くと、莉桜ちゃんはいたずらっ子のような笑を見せる。

なんか、企んでいるような笑いだ・・
莉桜「そうそう、もう、うちの部署での話題でもちきりなのよー。

ねぇねぇ。どこまで進んでいるの?」

海里「えっ?何が」

莉桜「とぼけないの。つ・き・し・まさんのことよ?」


翼「月島隊長?」

莉桜「そうそう、月島さんと海里ちゃん
お互い好き合ってるんでしょ。」


海里「えっ。

いっいや、そんな関係じゃない、あくまで隊員と隊長ってだけで。

あっ、私用事があるからこれで。」


莉桜「逃さないわよ。

翼そっちもって」

翼「りょうかーい」

翼ちゃんものってきて、両サイドを挟まれる形となる。
海里「えっ、離してください。
っていうか、何でそんな話に・・・」


莉桜「えっーー!だって、周りから見れば誰でも、わかるって。

だって、この前、月島さんと海里ちゃん
抱き合ってたって。」


海里「えっ!何でそれを!!」

莉桜「やっぱりそうだったんだー!!!
真柴さんから教えてもらったんだーー。

それにみんな言ってるよ。
海里ちゃん、来てから月島さんの雰囲気変わったって。」

翼「雰囲気?」

莉桜「そうそう、前は、頼れる感じだったけど少し怖かったって

ていうか、海里ちゃんに対してとても柔らかく笑うの

それに海里ちゃんのこといつも気にかけているみたいだし。」
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