カレイドイヴ

□暗雲
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あれから、何ヶ月が経った。
既に、短い期間であるが、私達は実戦もして何かあっても出動できる態勢を整えた。


用事を終えて、執務室に帰ろうと歩いているところで、見慣れない顔の人達がいた。

一人は黒いスーツを着た背の高い男性で、なんかふてくされたような顔をして何を考えているのかは顔の表情からみても捉えることはできない。


そして、もう二人は、これまた、同じ顔をした男性二人。

おそらく、双子であろう。

しかし、どうして、あんなところでうろついているのか、なにかこちらに用があるのでは、ないかと思っていると、黒いスーツを着た男性と目があった。

その人が、私に近づいてきた、

?「その服装、S,A,D,Fの隊員のようだな。
俺たちは、S,A,D,Fの隊長に面会の目通りをしたい。」

海里「アポはおとりですか。」

?「あぁ、この時間の指定を受けている。」

海里「かしこまりました。では、CUE隊長の月島のもとのご案内致します。」

?「あぁ、よろしく頼む。」

すると、後ろにいた、双子?を呼ぶと、二人がこちらに来た。

実際、近くで見ると本当にそっくりだ。

?「ねぇねぇ、君ってもしかして、CUEの隊員?」


海里「はい、そうですが。」

?「朝陽、多分、彼女僕たちどっちかなんて見分けついていないよ。

一応、今後関わることになるだろうから、先に自己紹介しておこうよ。」


?「うん、そうだね柊夜。」


すごい、話すタイミングもしっつかりと図れている。

朝陽「うん、僕は、二宮朝陽。葉山製薬で研究員をしているんだ。」
柊夜「うん、で、僕が朝陽の双子の弟の柊夜。
朝陽と同じで研究員しているんだ。

どう、僕たちの見分けつく?」


いや、お二人さん髪型が左右逆なだけですが・・

海里「いえ、見た目は本当に瓜二つなので、ですが、気性の違いは多いにあるようですね。 二宮朝陽さん。

そして、毎回、こんな周りくどいことをなさっているのですか?二宮柊夜さん。」

ピタリと当てられた二人は、多少、面食らったようだ。


朝陽「あれっ、あてられちゃった。大半はほとんどはずれるか、当てずっぽうなのにね。」

柊夜「うんうん。君どうしてわかったの?」


海里「いえ、あえていえば、魔法が使えるとでも、申しておきましょうか。」

朝陽「ははは、科学者の前で魔法って、」

柊夜「君、なかなかおもしろいね、
魔女っ子ちゃん。」

海里「世の中には、科学では、解明できない摩訶不思議なこともありますよ。

あぁ、申し遅れました、

私、S,A,D,F所属CUEの海城海里と申します。

私も数ヶ月前に移動してきたばかりなのです。

以後お見知りおきを。」

柊夜「うん、よろしく魔女っ子ちゃん。」

海里「先ほど、名前を存じ上げませんでしたか?二宮柊夜様」

柊夜「だって、俺、名前覚えるの苦手でさ、
俺の覚えられるように覚えているわけ、」


海里「作用ですか、では、ご自由に。」

柊夜「では、ご自由にさせてもらうよ(´∀`*)」

?「おい、お前ら、速くしろ。」

先ほどまで、放置していたことにしびれをきらしたのか、黒のスーツを来た男性が不機嫌そうに声をかけてきた。
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