カレイドイヴ
□変化した日常
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月島さんに告白されてから数日、
それは他の隊員にも知るところとなる。
そんなことと知らずにSADF隊内を歩いていると、後ろから声をかけられる。
莉桜「あっーーーーっ。いたいた。
海里ちゃん、ねぇ、この前月島さんに告白されたんでしょ。
ねぇ。どうなったの?」
海里「えっ、何でそれを知って・・」
莉桜「いいから!!
詳しい話聞かせてちょうだい。
あっ。翼いいところにこれから海里ちゃんに月島さんとのこと聞くからあんたも一緒に来て。」
えっと私の顔が引きつる。
この二人だと本当にいろいろと白状されられる羽目になるかも。
そんなことを思っているうちに翼ちゃんもこちらに来て興味津々といった感じで私の右腕をとる
翼「うんうん。この前の大胆な月島さんの告白でしょう。それに普段の行動では考えられないことだったしね。
やったね。海里ちゃん」
海里「っていうかなんでみんな知ってるの?」
莉桜「何言ってるのよ、あんた、だって、あんな誰でも通るところでキスまでして、大々的に告白していたら誰だって目につくわよ、
それに前からもどかしく思っていた二人なんだからなおさらじゃない。」
海里「えっ。ってことは全部見ていたってことは?」
莉桜「もちろん、最後までごちそう様でした。
もう、普段の月島さんからはあり得ない言葉がずらずらと・・聞いていてこっちが恥ずかしくなったわよ。」
穴があったら入りたいというのがこういうことなのだろうか。
まさかあの場面での会話、言動すべて見られていたなんて。
恥ずかしくて、顔から火がでるくらいに今の私の顔は真っ赤だと思う。
莉桜「きゃーーー。おめでとう。」
翼「おめでとう。海里ちゃん。」
莉桜「じゃあ、話は決まったところで詳しい話を聞き出すわよ。
翼、そっちも持って。」
翼「了解!」
こうして私は二人に連行されることになるのだった。
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月島
朝、執務室に入ると何やらみんながにやにやしながらこちらをみてくる。
なんだろうとおもっていると、相変わらず、真柴が話しかけてくる。
真柴「月島さん、おめでとうございます。
いやぁ,案外月島さんって大胆なんですね。
あんなところで告白しておまけに彼女のことを抱きしめちゃうだなんて。」
江波「そう、からかってやるな、真柴、
これでも、こいつはこうしたことに結構初心でな。
俺も驚いていたところだ。」
などと、江波もフォローに回っているつもりだろうが全然なっていない。
しかも、こっちを見ながらニヤニヤとしている。