カレイドイヴ
□再びの再開
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結局、電撃的な告白による展開になってしまい、その関係はSADF隊内にいる人ならだれでも知っているようなことになってしまった。
私はこのことを今回の指令について対抗理由として父上に説き伏せたのだが、結局、聞いてもらえず前回の指令通り、今回の事件の指揮権、等を月島さんと受けることになった。
ただ、やはり、今回のことは私もとても気になるところだった。
だから、そんな状況に月島さんを一緒にいさせて私が守りきることができるのだろうか。
もしかして、
なんて、悪い方向にばかりいく思考を抑えながら、この前の捕縛した犯人の調書を届けるべく私は隊内の廊下を歩いていた。
すると、だれかに声をかけられた。
柊夜「あれっーーー。魔女っ娘ちゃんじゃん。」
朝陽「本当だーー。この前振りかな、
こんにちは。」
容貌、声、すべてがそっくりなこの双子の二ノ宮兄弟
海里「ご無沙汰しております。今回はどういったご用件でございますか?」
朝陽「相変わらず、君もツンケンしているよね、本当に誰かさんとそっくりだよ。」
柊夜「ねぇ、そういえば、君と君のところの隊長さん付き合い始めたんだって。」
朝陽「あの堅物がね。
聞いたところによれば、隊長さんの方から告白してきたみたいじゃない、
いったいどんな手を使ってたぶらかしたの?」
私はなんと答えてよいかわからずにうつむいてしまう。
月島「彼女に対する侮辱は私に対する侮辱だぞ。いったい、何の用だ。」
すると、月島さんが現れて、私を隠すように私の前に立った。
柊夜「何って、隊長さんも聞いてるでしょ。
今度、SADFと葉山製薬と協力関係を図ることについて。」
月島「そもそも、私はその件についてはあまり乗り気ではない。」
朝陽「へぇ。そんな小娘に現を抜かして、前が見えなくなりましたか?」
月島「そうではない。以前と同様に私はもともとこの計画について賛成したこともなければ、協力体制を引くこと自体賛成した覚えはない。」
なんて、口論になりそうな雰囲気になる。なんとみいえない雰囲気になる。
葉山「おい、何をしている。こんなところにいたのか、」
それは、後かた来たもう一人の人物によってさえぎられた。
朝陽・柊夜「「葉山さん」」
葉山「うちの者は失礼したようだな。
だが、こんな時期に足元をすくわれるようなン種をまくのは感心はしない、」
確か、二宮兄弟と同じ研究員の葉山黎さんだ。
たしか、翼ちゃんと遠縁にあたる人物のとようだ。
月島「・・・・・・・・・。」
葉山「いくぞ」
朝・柊「「はーい」」
いったい、なんの用だったのだろうか。
すると、後ろにいた月島さんがこちらを向く。
月島「大丈夫だったか、
すまないな、私のせいで。」
海里「いえ、それに月島さんだって、
私とつながることで父上とのコネクトを図っているなんて根も葉もないこと言われて本当に申し訳ありません。」
月島「なぜ、君が謝る。
私は君のことが好きだから一緒にいるんだ。
私はどう言われてもいいが、君が悪く言われて怒らないわけないだろう。
・・だから、その考えたんだが、もし、次の事件が収束したら」