テラフォーマーズ

□出陣
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私達が話に話を咲かせていると小町艦長から連絡が入った。

小町 「小町だ 本艦は間もなく大気圏に入る2時間後、プランαにて火星への着陸ミッションを開始する」


館内放送を聞いていると、ふいに水無月の表情が変わり、私に話かけた。

水無月「おい、何か、館内に侵入したぞ。人間ではない気が一体‥二体いや6、7体はいるぞ。」

ベガ「えっ、それって、まさか」

水無月「ありうるな、どこから入り込んだのか知らないが、速く始末しないと下の船員がやられるぞ。」

ベガ「じゃあ、小松艦長に知らせないと」

水無月「ベガは艦長とその他のオフィサーに連絡を、私は奴を探しにいく。行くぞ
乾。」

乾「はっ」

ベガ「ちょっと待って水無月、あなたひとりでは、危険だわ。相手の力量は未知なのよ。」

水無月「案ずるな。能力もある。なにより私は使命を全うしてきたのだ。虫ケラの一匹や二匹程度に苦戦するなど安倍家の恥だ。

それより、船員を守るには迅速さが一番だ。わかったらぐずぐずせずに行け。」

ベガ「わかったわ。後で会いましょう」


そうして、私は、小町艦長のいる執務室に向かって走った。
後で思うと彼女と私はどこか似ているなと感じた。
ベガ「艦長、至急お伝えしたいことがあります。安倍水無月が何者かが艦内に侵入したようであると言っていました。」

小町「あぁ、今、艦内カメラが数台おかしくなったみたいでな。ミッシェルに確認に行かせたんだが、そうか、あいつも感づいたか。
あいつの陰陽師としての実力は本物だ。

よし、俺は、オフィサーにこのことを至急伝える。ベガ、お前はジョセフと合流し艦内を偵察しろ。」

ベガ「はっ」

そして、私はジョセフを探すべく走った。


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まだ火星着いてねぇだろうがよぉおォォォォ!

水無月「ちっ、遅かったか、乾、状況
判断を頼めるか」

乾「御意」

すっと。乾は声のした方へ消えていった。
シャワー室

燈「ここは俺が避け続ける お前は倉庫に走れ!」


燈side

俺はマルコスに倉庫に倉庫に行かせ薬を持ってくるように指示した。
しかし、まいったな、避け切れるか、
やるしかねぇけどな。


燈「オラこいよ」

俺が、奴の攻撃から避けていると誰かが来て奴を蹴り飛ばした。

燈「ミッミッシェルさん」

ミッシェル「マルコスを追え」

燈「俺も闘う!手術によって手に入れた能力を発現させるためには薬が必要なのに今はそれがない!
薬なしで常人以上の体力を持っているのは俺とミッシェルさんだけだ」
ミッシェル「だからこそ 一匹だけでなかった場合マルコスが危険だ お前が守れ。

それに、ここにもうすぐ安倍水無月が来るようだ。奴の分身が来ているみたいだしな。」


ふと、ミッシェルさんの見た方を見ると平安時代の貴族が着ていそうな服を来た男が立っていた。
そして、安倍水無月といえば、準幹部の小町艦長の補佐だ。あの人が来れば大丈夫か

っていうか分身ってなんだ?

ミッシェル「いいから、行け。」

そうミッシェルさんに強く言われ、俺はマルコスを追った。
無事でいてくれ。


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