テラフォーマーズ

□災いの星へ
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回想



U-NASA『飛球へ引き返すだと?』



小町『持ち帰るサンプルは艦内に侵入した5〜6匹。‟着陸前の戦闘開始”にてマニュアルに従い、既に引き返し初めています』


U-NASA『サンプルは6匹ではおそらく足りないだろう
    プランδに移れ
信じるんだ…小町艦長。ランキング上位の者がいれば必ず下位の者を守りながら任務を遂行できる!』

小町『以前離陸した宇宙船を大量のゴキブリが飛んで撃墜するのを見たことがある。

だが俺らが今いるのは火星熱圏上部だ!勢いでどうにか来れる場所じゃねぇ!

誰かが手引きしてんのは明らかだッ!!』


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埼玉県字市

バー
本間『‟マーズ・ランキング”…?』

蛭間七星 『火星環境下におけるゴキブリ制圧能力のランキングです。

中でも小町艦長をはじめとする幹部たちもはや兵器と言っても差支えないでしょう。

彼らは対人でも対ゴキブリでもない。

日本

ドイツ

中国

アメリカ

ロシア

ローマ連邦

そして、最近入った二名。

ベガ・A・ツェペリ、

安倍水無月

彼女たちは、元来の持つ能力に加え能力を得たことでその力量は我々にも測りかねないところです。

下手をすれば、先の幹部以上の実力を持っているといっても過言ではない。

まぁ、各加盟国より選り抜きの対テラフォーマー戦のプロフェッショナルです」

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艦内

燈(居住スペースに着くと、そこはひどい有様だった。奴らに殺された隊員が床に散らばっている。奴を目でおうと奴がエヴァに迫っている。

燈「おい、エヴァ逃げろ」

しかし、すっかり腰が抜けているせいか、エヴァは動くことができずに震えている。

助けようとするも他の隊員に止められる。



ベガ「ちょっと、ちょっと、こんなにかわいい女の子を何怖がらせてんの。

このゲス野郎」

すると、後ろから女の人の声がした。

ベガ「波紋をくらってあの世にいきな。

シャボンカッター」

それは、ベガさんだった。
彼女は、体が光り、シャボン玉を手で作るとそれを奴に飛ばした。するとそのシャボン玉は刃物でもついているように奴の体を一瞬のうちに切断した。」


ジョセフ「相変わらず、手際がいいな。ベガちゃん。
まぁ、そんなところも好きなんだけどね」
ベガ「いいかげんにしてください。
大丈夫、怪我はない。」

エヴァ「はい、あるがとうございます。」

ジョセフ「つれないなぁ。

もう大丈夫だ ここは俺たちに任せて!みんな早く脱出機へ!』



ベガ「よし、たぶん艦長の指示があるだろうから準備しとかないとね。」

そうして、ベガさんは幹部の方に走っていった。


小町「総員に告ぐ。脱出機に乗り艦を出る。

幹部たちは散らばって脱出機格納庫を守る。

こちら小町小吉 これよりプランδに移行する。

総員ただちに脱出機格納庫エリアへ移動すること。
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