カレイドイヴ

□初心に戻る
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いろいろな部屋を案内してもらっているうちに食堂についた。

すると、偶然か私のお腹も鳴った。


あ、そういえば朝、食べてなかった。

そういうと月島さんは、ニコニコ笑いながら少し早いけど、お昼にしようかとよってくれた。


月島「好きなものを注文しなさい。

こんな形だが、私からの前祝いだ。」


海里「えっ、でも悪いですし、自分のものは自分で払いますよ。」


月島「ちがうぞ。ここは上官の顔を立てて
おとなしくご馳走になるんだ。」




なんて言うと頭を撫でられた。
人に頭を撫でられるなんて久しぶりだったのでなんだか、心地よい感じだった。
そうして、私は、月島さんの言うとおり、お昼をご馳走になることになった。


海里「じゃあ、味噌ラーメンで」




それだけ言うと、月島さんは、自分の分の冷やしとろろそばと私の味噌ラーメンを代金を一緒に払ってくれた。



お昼を食べながら、いろいろなことを聞いた。
月島さんは冷やしとろろそばが好きらしい。
そうして、話していると、月島さんに誰かが
話しかけた。


?「おいおい、月島。なんだよ。お前

女の子なんて連れて一緒にランチなんて。

聞いてないぞ」


月島「違う、今度CUEに移動で来た新しい隊員の子だ、江波」
見ると体育会計の精悍な顔つきの人がたっていた。


江波「あぁ、そういえば、今度移動で来るって話があったけど・・・この子だったのか」


なんて、言いながら私をチラリと見る。
あぁ、やはり見た目がこんなんだからけっこう
見くびられてしまう。

ただ、界隈にたむろってた時は、自分の名を名乗ると聞いたけでビビって背を向けて行く奴ばっかりだったな



なんて、昔をふと思い出していた。



月島「おい、江波。彼女は以前にS,E,E,Dに所属していたんだぞ。

下手をするとお前も足をすくわれるぞ。」


そりゃ勘弁と言いながら両手をひらひらさせる
江波「いや、さっきはいきなり失礼だったな。

俺は、同じCUEの隊員の江波だ。

ちなみに月島とは同期で飲み友達なんだ」



海里「海城海里です。

この度配属になりました。何分、わからないことばかりですが、よろしくお願いします。」


江波「おう、何でも聞いてくれよ。
まぁ。俺も驚きだよ。新しい隊員がこんな可愛い女の子だとはな。
歳はいくつだ。中学生か」

そういいつつ、私の頭を撫でてくれる。


海里「いえ、私これでも16歳なんですけど。
身長は成長期に伸びなかっただけです。」

なんて、反論すると、江波さんは、そうかそうかといいながら、

江波「じゃあ、今から大きくしないとな。
そんなにちっこいとブッ倒れちまうぞ」
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