カレイドイヴ
□訓練
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月島「そろそろ、他の隊員との合流を図るぞ」
そして、私たちは、残りの隊員の練習台に言った。
月島「よし、皆ここで合流練習を行う。
整列」
月島さんが今日の実践を模した訓練の内容を説明する。
主に、雑木林の木に隠れて仲間との連携を図って、ターゲットを狙うというもの。
チームは村瀬さんと鷹宮さんで彼らと協力してターゲットを追う。
さすが、二人はこちらのベテランであるのか、私によく合図を送ってくれる。
私もそれに合わせて連携体制をとる。
月島「よし、今日の訓練はここまでだ。」
終了の合図が出た。
今日の訓練の結果からいえば、結構大変だった。
拳銃の反動で後ろにひっくり返ってばかり。
命中率はまぁまぁだったけど。
海里「すみません。足引っ張ってしまって。」
鷹宮「気にすんな、気にすんな。初めてにしちゃ、結構、よかったぜ。
っていうか、お前転びすぎ。
もっと食ったほうがいいぜ。俺みたいに」
真柴「えーっ、君が言う、似たようなものじゃない。」
鷹宮「そんなことありませんよ。」
真柴「でも、そうだね、もうちょっと、体を大きくした方がいいかな。
今でも十分かわいいけど、今日みたいにずっと
転んでばかりだと僕も君が心配で気が気じゃあないよ。」
海里「それ、月島さんにも言われました。」
鷹宮「ははは、じゃあ、もう少し背を伸ばすために、毎日牛乳2本だな。」
海里「えっ。」
鷹宮「隊長命令ということだろ。」
そうなのだろうか?でも、今日みたいに肉弾戦になると自分の非力さが浮き彫りになってしまったので、その通りだと思った。
そういえば、10代前半はひどいものだったな。
毎日、遠い異国の地で食うのにこと書かく状態だった。
そして、貧民街では、能力をもってその頂点にすでに達し、荒れまくりの生活だった。
そんな、昔のことを頭の片隅で考えていると、真柴さんに背中を叩かれた。
真柴「ほら、行くよ。
今日は、いろいろ大変だったからね。
ご飯の時間だよ。
有言実行ってことで、ご飯は二杯い以上ね。」
そう笑顔で言われ、背中をぐいぐい押される。
そんなに、食べれるかななんて思いながら促されるままみんなについていく。
夕食はとても賑やかだった。
月島さんが丼を持ってきてご飯をこんもりと入れて、食べるまで帰さんぞと言われたり、
鷹宮さんはガツガツ食べている。
村瀬さんはお味噌汁を上品にすすっている
彼の大好物らしい。
家庭的だなと思いつつ、真柴さんがまたちょっかいをかける。
月島さんは、その貧弱な体を治すぞといって
食事は、彼が毎回監視するみたいなことを言っていた。
はっきり言って、こんなの毎回食べてたら腹が炸裂しそうだなと思った。