カレイドイヴ

□新入隊員
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すると、後ろからぎゅうーっと誰かにひっつかれた、

びっくりして振り返ると、真柴さんがいた。


真柴「どうしたの、そんなに暗い顔しちゃって。
可愛い顔が台無しだよ。」


なんて言いながら、ウィンクを送ってくる。
流石、女性の扱いはお手の物である。


真柴「何か、不安事?」

聞かれてうっとなる。

すると、真柴さんは私の悩んでいたことを見透かしたのか、話を聞いてくれた。

真柴「もしかして、新入隊員のことかな。」

海里「はい・・。私、彼らに普通の人間って認められるんでしょうか。

また、前みたいにならないかなって」
すると、真柴さんは、私の口に人差指を当てた。

真柴「はいはい、そこまでだよ、海里ちゃん、とっても可愛いし、いつも頑張ってる。

しかも、それ普通に訓練受けてるでしょ。

はっきり言うと、そんなに痩せててこの訓練をこなすなんてすごいと思うよ。

それに、君はひとりじゃないでしょ。

他の隊員や俺もいるしさ、それに君には一番の理解者がいるじゃない。」

真柴さんに言われたことから、一番に出てきたのは、月島さん

でも、彼と私は隊長と隊員の関係
ただ、それだけの信頼関係なのだ。


真柴「まだ、自覚はしていないみたいだね。

でも、俺もいるんだしさ、何でも頼ってよ。
海里ちゃんの相談事なら大歓迎だよ!!

あっ。もちろんお礼はほっぺにちゅーね」
なんて、いたずらっ子のように笑う真柴さん。

海里「はい、ありがとうございます、

私には、皆さんがいます。」


真柴「そうそう、そっちの方が可愛いよ」

といって私の頬に触れる。

真柴「君は笑顔のほうが似合う」

と言ってくれた。

真柴「じゃあ、俺、洋に呼ばれてるから行くね、

また、何かあったらどうぞ」


といって、走っていってしまった。

彼から元気をもらい、ありがとうと呟いた。
翌日


月島「昨日報告したとおり、新人隊員を紹介する。」


私達は、白い制服に着替え新入隊員と立ち向かう。


ひとりは、主席合格の男性隊員と、もうひとりは鷹宮さんの幼馴染だという女の子、
とっても明るくて可愛らしい。


五十嵐「五十嵐馨です。今後、よろしくお願いします。」


翼「葉山翼です。
人助けの仕事がしたくてここにきました。
よろしくお願いします。」


真柴「俺は、真柴拓海、何でも聞いてね。

君可愛いね。」


さっそくナンパを始める真柴さん

村瀬「拓海、いい加減にしてください。」
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