カレイドイヴ
□暗雲
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朝陽「ごめんごめん、というか、葉山さんも名乗りなよ。」
・・・・・・
しばらく、無言だったが、漸く、口を開いた。
葉山「葉山黎だ。こいつらと同じ葉山製薬の研究員だ。」
とだけいうと、さっさとしろというように私を見た。
海里「葉山黎様に、二宮朝陽様、柊夜様でございますね。
前置きが長くなってしまう申し訳ございません。
では、改めてご案内致しますので私についてきてくださいませ。」
そう言うと、月島隊長のもとまで案内をする。
そういえば、葉山製薬といえば、かなりでかい製薬会社だったような・・
風の噂で昔、爆発事故を起こしたって聞いたけど。
そんなことを考えているうちに隊長室についた
ドアをコンコンとノックする。
海里「月島隊長、海城です。
お客様が参られたようなので、ご案内致しました。」
すると、むこうから入れと声がかかる、
それを確認すると控えめにドアを開けた。
海里「失礼致します。」
そして、客人を部屋に入れると、月島さん
からご苦労、もう帰っていいと言われ、部屋をでた。
というか、なぜ、葉山製薬がCUEと話があるのだろうか?接点が見えないな
と考えたがすぐに部屋をあとにした。
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葉山「作法のできる隊員もいたのだな。
てっきり、CUEには無作法者しかいないと思っていたが。」
月島「あれは、数ヶ月前に移動となってきた、隊員です。腕もたち、切れ者の有能な部下です。」
葉山「そうか、でっ、例の件だが・・」
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訪問後
朝陽「ねぇ、あの子さ、いないのかな?」
柊夜「うん、とっても面白い子だね。
ちょっと調べてみる?」
朝陽「そうだね、柊夜。」
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用事を終えた私は、CUEの執務室に戻ってきた。
部屋には、村瀬さんと真柴さん、鷹宮さんに翼ちゃんと五十嵐君がいた。」
五十嵐「遅かったな。呼び出しってもすぐに終わっただろ。
寄り道でもしてたのかよ。」
海里「いや、まぁ、そうなるんでしょうかね。
なんだか、葉山製薬の方がいらっしゃって、お部屋に案内していただけなんですけど。」
すると、それを聞いていた、村瀬さんと葉山さんの目つきが変わって、私に聞いてきた。
村瀬「それって、だれでしたか?」
海里「いや、確か、葉山黎さんって方と
二宮さんの双子さんですか。」