カレイドイヴ
□変化した日常
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鷹宮「っていうか、月島さん、いつから海城のこと好きだったんですか?
そんな素振りまったくなかったじゃないですか?」
五十嵐「それは、ただ、鷹宮先輩が気が付かなかっただけです。
他の隊員は粗方気づいていましたけどね;」
鷹宮「えっーー。だっだら何で教えてくれないんだよ。
俺だって知ってたらなんか二人のために何かできることあったかもしれないのに。」
五十嵐「ただでさえ、鈍感な先輩が出てきたところで何ができるんですか。
むしろ、逆の効果になりそうですよ。」
鷹宮「あーー、なんだとコラっ。」
また、二人が喧嘩腰になりながらも話している。
というより、なぜすでに皆の周知の事実になっているのだろう。
村瀬「月島さん、何でみたいな顔していますが、あんな目立つところで目立つことしていたら誰でも注目していますよ。」
村瀬がありのままの事実をドストレートに告白する、
それを聞いて私はあの時のことをまた思い出す。
確かに、あそこは誰でも通る一目につくところだった。
そんなところであんな大胆な行動に出てしまったことを後悔するもすでに後の祭り・・・
ただ、あの時はそんなことを考える余裕もなかったというか、
もう彼女を離したくないという一心のために回りをみないで行動してしまった。
月島(私らしくないな・・・。)
ふと、がらにもなく自分を嘲る感じになる。
真柴「まぁ、何はともわれ、あんなところで大胆に告白したんだから、公認決定のカップルに間違いはないですね。
だから、今後海里ちゃんによって来る男もいなくなるわけだ、
よかったですね。月島さん」
村瀬「まぁ、何はともわれおめでとうございます。」
五十嵐「おめでとうございます。
あいつを離さないでやってくださいよ。」
鷹宮「なんていうか、俺だけ知らなかったってのはなんかあれだけど・・・
とにかく、月島さんが幸せになってくれるんなら俺はそれでいい。
今までお世話になってたからな。
とにかく、おめでとうございます。」
皆が祝福の言葉をそれぞれにかけてくれる。
私はいい部下をもったな。
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ところ変わって女子編
莉桜「で、どうなの。返事は今後どうしようとかなんかあるの。」
海里「えっ、ていうか、そんなこと・・」
莉桜「もしかして、海里ちゃんこういうこと初めてだったりするの?」
たしかにこういう経験は今までの私からみれば皆無だったので、今後どうすればいいか皆目見当がついていない。
海里「私、こういう風に誰かを好きだとか思う感情初めてで・・・
気持ちがわかったけど今後どうすればいいのかとか、まったくわからない、
それにただでさえ、私と月島さんは齢の差も違うし、どう接していけばいいのかもわからない。」
翼「それは、大丈夫だと思うよ、月島隊長、
海里ちゃんのこととても大事にしているのわかるし。」
莉桜「そうよ、それに愛に齢の差なんて関係ないのよ。
もっと自信持ちなさいよ。」
と、莉桜ちゃんに背をたたかれる。