私を酔わせて

□決断と逃亡
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例のパーティーから数日

相変わらず私のある意味病的な

対人恐怖症は収まらない

むしろ、あの事件で悪化したようだ

唯一懇意にしていた友人も

事件から距離が開いたような気がする

しかし、あの事件は私に大きな決断の

後押しをしてくれることになった

全部、やり直してみよう

誰も私を、知らない場所に行こう

私をこのような性格にした家庭環境も

この時ばかりは追い風になった

某日、私は何もかも捨てて

1人住んでいた街を飛び出したのだった
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