兎虎

□機械と化した虎徹さん
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「おや?行き止まりですね?」

「もー逃げらんねーぞー。観念しろガキー!!」

『おおーっ!!特殊魔法がかけられるNEXTの犯人をついにTIGERーーーァンドBARNABYが追い詰めたアアアアアアアッーー!!!!!!(フーーーーーー!!!)』




どうも!ワイルドなほう、虎徹です!

なにかと可愛くない相方とコンビを組んで1週間。
相変わらずバニーちゃんは、一人で次々とポイントを稼ぎ、

俺はというと絶賛壊し屋開催中であった。

今はというと、氷、炎、地震など様々なNEXT能力が出せる子供の犯人を追って、追い詰めたとこ



「(キメッ)」


相変わらずバーナビーはカメラにキメ顔を向けていて


むかつく




「キメッ…じゃねぇよ…。んなヒマあんならさっさときめちまえよ!!!」

「いちいち煩いなあ。これだからおじさんは…そんなに焦らなくても行き止まりです。逃げれません。」

「ンだとぉ?!!んなことわかんねぇじゃねぇか!!!いきなりNEXT能力とかかけてきたらどーすんだよ!!!!」

「その時はその時でしょうが。だいたい、僕には僕のイメージがあって」

「だーーー!!!!そーですかそーですか!!!!」




「はあぁああぁ………なんなのよアレ…」

「アニエスさん…。中々仲良くなりませんねぇ二人とも…」

「んもぅっ!!!!これじゃあぐっだぐだじゃないッ!!!!!一旦CM入れてCMッ!!!!」

「あ、はいっ!」

「タイガー?バーナビー??聞こえる?いいかげん毎度のように同じことでケンカするのやめていただける?」

『は、はぁ…すんません…』

「すんませんじゃないわよ全くもう!あなたたちは一応『TIGER&BARNABY』なんだから!!いいかげん自覚を持ちなさい!!」

『は、はぁ…分かってますよ…』

「全然分かってないからいってるんでしょ!?もうすぐCMあけるから派手に決めてちょうだい!!派手にね!!!」




「は、はぁ…」

派手にってどんなだ…?もう行き止まりなんだしぱっぱっぱで良くね?


「あぁ、おじさんのせいで僕までおこられたじゃないですか」

「俺のせいかよ…」

「当たり前じゃないですか」

「わぁっ!二人ともすんげー仲悪ーい!!!!うけるー!!!!」


これを見かねた犯人が憎たらしく挑発をした


「だっ!!お前にはカンケーネーだろ!!!」

「関係無いね。ふーん、そうだったんだぁ〜。雑誌とかでもやけに仲良さげだったからさぁ…つまんねーって思ってたんだけどさぁ〜!!!」

「そうですか」

「おっかし〜〜〜!!!」

ゲタゲタゲタ


「………」


なんだ、こいつ


二人はそろって思った



「そんなかおしないでよワイルドタイガー。バーナビー。いいじゃん別に仲良くなくてもさ〜…そうだ、仲直りの魔法を僕がかけてあげるよ!!!!」

「いえ、結構です。大人しく僕たちにやられて捕まってください」

「…そーだそーだ!」


一瞬、かけてほしいなーなんて思ったのは内緒な。



「まーーーってまって。逃げないからさ〜…バーナビーはせっかちだなぁ〜。さっ、僕の良心として受け取ってよ…ねっ!!」


カッ!!!


「!!!!!!!」


は??

気づいたときには、輝く白い玉が俺の目の前でーーーーーー


「おじさんっ!!!!」



弾けた


「バニー…ちゃ…」



あれ……………だんだん視界が……………




ーーーーーーー・・・・・
 

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