好きなんだ。
□飴。雨。
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そんな土方さんを見てから、どーも息苦しい。
心拍数は上がるし、しゃべるだけで照れくせェ
土方さんの裸なんぞ、武州の頃から見慣れてるはずなのに。
あの雨の日の土方さんは俺を狂わす。
「っ!総悟!聞いてんのかてめぇ!!!!」
「聞いてやしたよォ。つか黙れや土方ァ。」
「ぜってー聞いてなかっただろっ!!!!つか俺、年上っ!!!!!!!」
つい反射的に毒を吐いちまう。
ちなみに土方さんの話は聞いてなかった。
「はぁ…あのな、最近 攘夷志士の活動が盛んなんだよ。
だから、見回りぐれェしっかりしやがれ!!」
そう言ってげんこつを落とす。
「いってぇ!!なにしやがんでェ!」
「ぼーっとしてるからだろ。つか、最近俺の事 避けてねぇか?」
俺の顔を覗き込むように屈んだ土方との顔の距離が近くてびっくりした。
ほら、また心臓がドキドキする。