君に伝えたい。
□お父さんとペンダント
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あれから銀さんはお父さんに看てもらい、3日間は絶対安静ということになった。
そして、お父さんと銀さんは知り合いだったらしく、その日の夜は2人でお話をしていた。
そして、次の日お父さんから
「名前。お前は銀時は好きか?」
『うんっ!!!!!あのね、銀さんは光なの。だから、私は大好き!』
「光…?」
お父さんは一瞬分からないといった顔をしたが、
「…そうだな。…銀時は先生にとってもあの子らにとっても大切な人だものな。」
とかブツブツ呟いて、私に目線を合わすようにしゃがみ
「お前には今日から医療について基本的な事と大切な事を教える。時間は一週間だ。きついと思うが…いいか?」
その時のお父さんの顔は、お母さんが死んじゃった時と似てて…
思わず、生唾を飲み込んだ。
『いいよ!覚悟なんていつでもできてるよ!!!!!…でもなんでいきなり…?』
そう。
お父さんは私に簡単な応急手当しか教えてくれなかった。
詳しい事は戦争が終わっても私が医療の道を進みたいと思っていたら。という約束をしていたのだ。