BooK

□愛と絶望感:04
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まさかあのピッコロが、神殿に住まわせてくれるなんて…驚きだ…。
いや…驚いたのは自分の気持ちの方だ。自分はあんなに、敵同士だ‼︎…とか、情けはいらん‼︎…とか言っていたのに…地球とは恐ろしいな…。

「ま、そういうわけだ。デンデ、ポポ」
「007さんが神殿に住むってことですね?良いですよ‼︎」
「ポポ嬉しい。007に料理作れる」

『あ…ありがとう…』

「素直な方が可愛げがあるな」

‼︎‼︎…この緑野郎‼︎なんつった⁉︎
う…心臓が痛い…なんなんだ?私は…病か⁉︎
頭がフラフラする…。

「あ、007さんのお部屋は…あのお部屋が良いですね」

『フカフカがあるところだ‼︎やった‼︎』

何度か世話になった部屋を借りることになった。




さて…ひと段落ついた。
ここで何をするか…。

それは…敵の観察…だな。
ピッコロが強い理由が分かる‼︎


ジー…ジー……
観察だからな、敵にバレてはいけない。物陰からジーっとピッコロを見ていた…が…なんだあいつ…?あぐらかいて宙に浮かんでるだけだ。嘘だろ…あれだけで強くなってるのか⁉︎

「…さっきから何をしている」
『へぇ⁉︎』

いきなり声をかけられて変な声を出してしまった…。

『気付いていたのか…さすがだな…』
「褒めても何も出んぞ…お前はお前なりの修行をしてきたらどうだ?」
『それも良いが、まずは敵の観察だ』
「…ふん…意味ないと思うぞ?」

うぅ…確かに…ピッコロはジッとしてるだけで、何をしてるのか分からん…。

あ、なるほど…瞑想ってやつか⁉︎

『瞑想修行か…じゃ私は下で修行してくる』
「……気を付けろよ」

……な⁉︎意味が分からん…。急に優しくなったような…うえぇ気持ち悪い…。しかし、また心臓が痛むな…。

『…て、敵に気を付けろだなんて、お前は面白いな…』
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