夢物語【アングライフェン篇】

□遊園地(番外篇)
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二人が次に向かったのは、メリーゴーランド、マーテルとロアとグリードはそんな二人をほのぼのと見ている。
「ふふ、メル楽しそうね」










「だな……任務中とかなんて部下の前であんなふうに弾けたりなんて出来ないもんな、ん?グリードさん、どうしたんですか?その微妙な顔は」










「なっ……なんでもねぇよ」









「ふーん……こうやって見るとドルチェットとメル、恋人みたいですもんね」










ポンッ)「なるほど」










「チッ……うっせぇーな……」


















「これって……ここに乗ればいいの?」









「そうだ、この馬の背に乗るんだ、俺はこっちに乗るからな」
とメルジーネが乗った馬の後ろのそれに乗るドルチェット。











「落ちんなよ ニヤ)」









「落ちるわけないでしょ!!」










と馬が動きだし回転していく、メルジーネは乗りながらグリードに手を振る。
「グリードー(^-^)/」










それに対してグリードも笑いながら振り返すがメルジーネはその顔に違和感を抱く。
(……やっぱり、楽しくなさそう、だって目が笑ってないし……)











とグリードを見つめたメルジーネをドルチェットが不機嫌そうに見ていた。




















「あー疲れたーーー」
とメルジーネはベンチに座りながら空を見上げる。メリーゴーランドのあともたくさんの乗り物に乗り、今はグリードたちがなんか買ってくるって言ったからそれを待ってる。














「……幸せだな……」
サングラスしないで空を見上げるなんていつぶりだろう……青い空は本当に綺麗で好きだ……お母さんとお父さんの好きだった色……










なんて耽っているメルジーネにドルチェットが声をかける。
「メル大丈夫か?」









「!うん、大丈夫、あれ?グリードたちは?」










「デビルズネストのみんなにお土産買ってくるってさ、ほらアイス」









「ありがと、ん…おいしい」









「なぁ…メル……」









「ん?」
アイスを食べているメルジーネの隣に座りながらドルチェットは話し出す。










「あのさ……俺……お前のこと……」










「はい、待ったドルチェット」
とドルチェットの口に人指し指をあてるメルジーネにドルチェットはえ?という顔をする。










「ドルチェットの気持ちには実は気づいてた……でもね、私はやっぱりグリードじゃなきゃダメみたいなの……だから…その……気持ちは……嬉しいけど……」









とだんだん言葉に力を失うメルジーネにドルチェットは笑って答える。
「フッ)……やっぱり、メルはグリードさんが好きなんだな」










「……否定はしない……///////」










とそっぽを向いたメルジーネの口元についたアイスをドルチェットが舐めとる。
「!?ドルチェット!!」









「俺もそう簡単に諦めないからな
ニカッ)」










と笑うドルチェットに顔を真っ赤にするメルジーネだった。
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