蒼生の錬金術師

□始まり
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『君が世界を守るのだ』



……その声の主は私の意思に関係なく、重い使命を託し、大切なものを奪っていった……



私は、花燐。この前まで普通に仕事をしていてなんの変化もない人生を過ごしていた。
けど……ある満月の夜


世界の真理に呼ばれた
そいつはこう言った……


『カオスどもからこの世界を守ってほしい』と……

カオスとは戦争による闇エネルギー、つまり憎しみ、悲しみ、恐怖を糧とし世界ごと戦争をなくそうとしている存在で、時には人を喰らう輩でその姿形は様々である。


世界の真理がいうには、自分は私の世界と鋼の錬金術師の世界を繋ぐ役割を持っていて、カオス自体はこれに手が出せない。
そのためエネルギーが弱い鋼の錬金術師の世界を破壊すれば私の世界と世界の真理も破壊出来るということだ。

奴は私の両肩に錬丹術の錬成陣 を刻印し、体術・剣術をインプットさせ、この鋼の錬金術師の世界に送り込んだ。
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