蒼生の錬金術師

□運命をかえるとき
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とうとう始まってしまったホムンクルスによる国土錬成陣、激しいエネルギーの渦の中やつは高らかに笑う。
















『……はっはっは!これで代価は払った!あとは……扉同士闘え!反発しあえ!すばらしいエネルギーだ!この私が抑えるだけで精一杯ではないか!この力をもってして、この惑星の扉を開ける!』

















カッズズズズズズ)
ぎ……あがっ……げほっ……ごえっ
聞こえてくるのはアメストリスの人々の苦しむ声













ズズズズズズズズ
「やれやれ……始まってしまったか……仕方ないのう……あとは……野となれ……だ」














ズズズズズズズ
「ウィンリィ!?うっ……」













ズズズズズズズズ
「ピナコさん!!」













ズズズズズズズズズズズ
「ホーエンハイム……戻ったら……殴って……やる……」















ズズズズズズズ
「は……は……エ……」

















ギィィィゴウンゴウンギギギギ)
アメストリスの中心に扉が出現したかと思えばそこから現れるは咆哮を高らかにあげるホムンクルス
















『ああおおおおおぉぉぉ!!!神よ、我が魂に答えよ!来い!』



















ドクンドクンギギバガッドガガガッ)
その声に呼応して空に真理の扉が現れ、たくさんの黒い手が伸びてくる。

















『そうだ来い……もう貴様に縛られ続ける私ではない……地に引きずり降ろし……我が身の一部としてくれよう!!』














二つの扉が合わさり、大きな衝撃が走ったあとアメストリスは不気味なほど静かだった。
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