蒼生の錬金術・夢物語風グリム童話

□赤ずきん-真の姿-
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「ん....ここは....あったかい....!....」
メルジーネが目を覚ますと目の前にはたくましい胸があり、目線をあげると起きている時には見せない無邪気な寝顔をしたグリードがいた。








「....私は....えと....グリードに助けられて....!..../////////」
昨日の情事で気絶してしまったことを思い出し顔を真っ赤にして彼から離れようとすると彼女を離さんとするがごとく強く彼女を抱き寄せるグリード。






「ん....どうして逃げるんだ?まだ....このままでいろよ....」
恥ずかしくてどうしようもない気持ちの反面、彼の腕の中が心地よくてついその胸に頬を寄せるメルジーネにグリードはその髪に優しくキスする。






「....なぁ、メルジーネ…俺とずっと一緒に暮らさねぇか?....村に戻れないだろ、お前は掟を破ったんだから…」







「!....確かに私は村に戻れない…でも、そのせいで村に被害が及んでいるとしたら....」






「....わかった、今日村に連れてってやる、それからでもいい」






「ごめんなさい…」







「いいんだ、それに....俺は何があっても手放す気はねぇからな」
とグリードは、メルジーネに優しくキスするのだった。
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