蒼生の錬金術師【番外篇】

□猫耳騒動
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ここは、軍の中央研究所、花燐は、錬金術による研究に取り組んでいた。
(グリードとリンが分裂した時は大変だった……てか、あのベリー博士め……もう絶対、あの人に関わらないほうが…って、噂をしたら本人…………)









「やぁ、花燐くん、今日も白衣姿が似合ってるね〜♪」








「嫌です」








「まだなにも言ってないだろ?………」









「あなたが私を誉めるのはなにか企んでいる時です……私は実験体じゃありません…だから嫌です」









「まあまあ、そう言わないでくれよ…協力してくれればケーキ買ってくるからさ……」








頭を下げてきたベリー博士に花燐は悩んだ。
(ケーキ!!いや…ケーキで自分を危険にさらすのも……)
「わかりました…今度、駅前のケーキ屋さんでケーキバイキングがあるのでそこで奢ってください、それが条件です」








「ありがとう!!それでは、今回はこの薬だよ♪」









「……なんですか、この薬は?」









「今回は、かなりの自信作だよ!!安らかな睡眠が出来る薬だ!!」









「…………大丈夫なんですか?あなたが作る薬は、いつも腹が痛くなるわ、頭痛がするわで最悪なんですけど…………」









「大丈夫大丈夫、まっ試してみてくれよ♪」















花燐は、マンションに戻り薬を飲んでみた。
(うーん……特には変化がないわね……もう寝るか…はぁ、今日はリンがいなくてよかった……)









と花燐はその夜ふつうに寝た、その後に災難がくるとも知らずに。
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