夢物語【アングライフェン篇】

□遊園地(番外篇)
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「メル、遅いッスね、グリードさん」
と心配顔をするドルチェットの服装は、赤青白のチェックシャツに白のカットソー、青のデニム。











「そんなに心配しなくてもあいつは来るに決まってる」
と余裕があるグリードの服装は、黒のフード付きライダージャケットに白のVネックスセーター、青のデニム。











「グリードさん……すごい自信ですね……」
と半ば呆れ顔をするロアの服装は、デニムシャツに白のカットソー、黒のデニム。










「メル、どうしたのかしら?」
とドルチェットの隣に立って一緒にメルジーネを探すマーテルの服装は、チェスターコートに白のタンクトップ、黒のレギンス、アンクルブーツ。










とそのとき、向こうからメルジーネが走ってきた。
「ごめん、ごめん、遅くなった!」









「ったく……本当に遅ぇぞって…」
とグリードはメルジーネを見た瞬間、息を飲んだ。










ドット柄のリボンタイ付きシフォンワンピースに白のカーディガン、茶色のロングブーツといつもとは全然違う彼女の姿に一同、言葉を失う。
「えーと……みんなどうしたの?やっぱり似合ってないかな……」









と顔を暗くしたメルジーネにドルチェットが慌てて話す。
「ち……違ぇよ!その逆だよ!!普段より可愛くてビックリしたんだ!!可愛いぜ、メル」











「わっ…わかったから、もうそれ以上言わないで…//////」










「それじゃ、メルその姿ちゃんとグリードさんに見せてあげなさいな、ほらっ」トンッ)









とマーテルに背中を押されたメルジーネはグリードのすぐ傍まで近づいた。
「わっ!?……とと……あの……その………似合うかな?//////」










と顔を赤くしてうつむき加減に言ったメルジーネにグリードはニヤリと笑い、その耳元に口を寄せて答えた。
「あぁ、似合ってるぜ」










「!〜〜〜〜…ありがとボソッ)」










「それじゃ、メル行こうぜ!!」










とドルチェットが子供みたいにメルジーネの手を引き走り出す。
「わわっ!?ちょっと、ドルチェット待って!!」










そんな二人を複雑に見るグリードだった。
「ったく……しゃーねぇな……」
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