蒼生の錬金術師【番外篇】

□女子会
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「ねぇ、サアラ今日は何処に行くの?」










「ここだよ♪」









とサアラが連れてきたのは、とあるカラオケ店、しかもその店は廊下が旅館風でしかも扉も障子のため……










「隣の歌声すんごく聞こえるんですけど……」









「それがここの安いポイントよ♪みんなお待たせ〜」ガラッ)









とサアラがある部屋の障子を開けると中にはウィンリィ・メイ・ランファンがいた。
「あ!花燐、サアラ先に飲んでたよ」










「久しぶりだナ、花燐」








「わぁ、花燐その服似合ってますヨ」









とメイに言われた花燐の服は黒のフレアスカートにタイツ、水色のYシャツを着ていた。
「あ……ありがとメイ、ランファン久しぶり、なんかみんなごめんね、私を励ます会なんて……」








「いいの、いいの私たちも久々にぱーってやりたかったからさ」









「にしても、隣はやけに賑やかだナ」










「ねぇ……これブレダ少尉の声に聞こえるのは私の気のせい?」










なんてぼやいた花燐の背を押しながらサアラが言う。
「気のせい気のせい、さっ花燐、さっそくなんか歌ってよ♪」









「え!?うーん……それじゃ……」















花燐の気のせいではなかったみたいで彼女らの部屋の前では、じつは男の会をやっていた。
「いいぞ、ブレダ少尉もっと歌いたまえ!!」









とマスタング大佐とハボック少尉、ファルマン准尉、フュリー曹長が盛り上がってる中、エド、アル、リン、グリードは酒を飲みながら談話していた。
「ブレダ少尉、演歌すげーな」









「あァ、そうだナ……」









「?おい、リン何をそんなにへこんでんだよ?」









「花燐のこと怒らせて一週間研究所から戻って来ないんだって」









「あー……なるほど、てかあれはお前ら二人のせいだろ?」









「俺もか!?」









「いや……むしろ、グリードおまえなんてすぐ女の子に話しかけるしな、リンだって身に覚えあるんだろ?」









「「う……」」









「それにしても…花燐可哀想だねー、ベリー博士のせいで大変な目に合うだけじゃなくて…」









「よりによって二人に浮気されるなんてな」









「浮気してねぇよ!!」
「浮気してないヨ!!」









「あー…そういう必死さが尚更怪しいんじゃねぇのか?」









「てめぇ……」









「!……花燐の声が聞こえル……」










「へいへい、今度は空耳か」









「いヤ……本当ニ……隣の部屋かラ……」









「は?」
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