蒼生の錬金術師【番外篇】

□猫耳騒動
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翌朝……
(ん…朝?早く起きなきゃ……)









花燐は、顔を洗おうと洗面所に向かい驚きで声をあげた。
「…………はああ!?ちょ…なにこれーーー!!!」









鏡に映ってるのは、猫耳の生えた花燐。しかも、猫耳は本物のようでピクピクと動いている。
「う…嘘……なにこれ…てか、これ本物…………!?ふぁ…」








花燐が猫耳を掴むと力が入らなくなり、床にしゃがみこんでしまった。








「と…とにかく…今はベリー博士に問いつめなきゃ……えーと…パーカー…パーカー、!あった」









花燐は、パーカーを羽織り猫耳を隠すとおそるおそる部屋から外を見てみる。
(よしっ…誰もいないな…今のうちに……)








「花燐?おはよう♪」









「うひゃあっ!?う…ウィンリィ…お…おはよう……」









「あれ?出掛けるの?今日は休みって聞いていたからどっか遊びに行こうかと思ったんだけど…」








「ごめんウィンリィ!!今度、皆でケーキバイキングに行こう!本当に今日はごめん!!」









花燐は、マンションから出て溜め息をついた。
(はぁ…ウィンリィには悪いことしちゃったな……ん?)









ニャアニャアニャアニャアニャアニャアニャアニャアニャア)
そんな彼女の周りにはたくさんの猫が集まり、花燐は猫に追われてしまう羽目になる。
「な…なんで猫が集まるわけ!?いやあああーー(泣)」
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