Book2 s

□バカップル 嫉妬心
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ユナ「は〜い!」



インターフォンには男性アイドル2人が映っていた



男ドル「ちわ〜!おめでとう!
お祝いに来たよ〜」


ユナ「あ、ありがとうございます
今開けますね」



*****


女性MC「あら!男性アイドルよ!
キャーーやっぱり素敵ね!」


男性MC「さすが私服もお洒落ですね〜」


*****




今しゃべってなかったけど奥の方に映ってた男性って…





ユナ「オンニ… オッパ呼んだの?」


シカ「呼んでないわっ 声かけてないもん
その…仲良いから誘ったんじゃない?
同じグループじゃないからまさか来るとは思わなかった

ユナ… 怒ってる?」


ユナ「怒ってないよ

だけど、ちょっと嫌な感じだな〜…
なんでオッパ来たんだろ」


シカ「知らない
最近は全然連絡も取ってなかったし…」




まさかオンニの元彼が来るとは…






オッパはオンニが私と付き合う前に付き合っていた人


オンニ達が別れてからもう3年ほど経つけれど、
別れるときにだいぶ揉めたらしいことは聞いていた
オンニと別れたくないと何度もオンニに言ってきていたようだった



ユナ「オンニ なるべく私から離れないでね
わかった?」


シカ「うん ユナ…ごめんね
もっと気をつければよかった」


ユナ「オンニは悪くないよ
オンニは私だけ見てて」


シカ「うん…」



少し不安そうな顔をしたシカオンニが私を見上げてきて、
さっきとは違った意味でオンニの唇を塞ぎたくなった
オンニは私のものなんだって皆に見せつけてやりたかった

オンニが私にギュッと抱きついてきたから、
私は抱きしめ返して額にキスをした















男ドル「お邪魔しま〜す!
お〜シカ、久しぶり〜
ユナさんもこんにちは〜」


シカ「うん 久しぶり」


ユナ「来てくださってありがとうございます」


元彼「よっ… おめでと」


シカ「うん ありがと」



他の人には入り込めないようなぎこちない雰囲気を流し始める二人が面白くない
私はシカオンニの腰を抱いてオッパに挨拶した



ユナ「オッパ 来ていただいてありがとうございます
どうぞ楽しんでくださいね」


元彼「あぁ ありがとう」




オッパはあの後私達が付き合い始めたことを知らない
だから、きっとまだシカオンニがフリーだと思ってる

私はなんだか嫌な予感がしながら、
オッパの背中を見つめた






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