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□熟年夫婦 ウエディング撮影 前編
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男性MC「今週も番組が始まりました！
まずはTaeNy夫婦です」
女性MC「先週はおうちでティファニーさんがオムレツを作っていましたね
ハートマークなんか描かれてて、
可愛らしかったわね！」
男性MC「今週はどんなことがおきるのでしょうか
それではどうぞ」
*****
TaeYeon side
仮想結婚生活30日目
ティファニーと私が仮想結婚してから一ヶ月が経った
私達がウギョルの中で夫婦として生活していることは段々と世間に浸透していて、
普段少し買い物に行った時にも少し年配の方から
「仲良やるんだよ」
「奥さんは元気かい？」
などと声をかけてもらうことが多くなった
なんだか私達の仲を認めてもらったみたいで嬉しい
私は今日も幸せな気持ちで、夜に仕事を終えて家に帰った
カチャ…
テヨン「ティファニー、ただいま〜」
パタパタパタパタッ
ふふ…可愛らしいスリッパの音がする
パニ「テテ、おかえりなさい！」
満面の笑みでやってきたティファニーが、
いつものように頬にキスをして出迎えてくれた
テヨン「ただいま」
私もそう言って可愛らしい奥さんの頬にキスをした
二人でリビングに移動してソファに座ると、
ティファニーが何かを取り出した
パニ「あのね、帰ってきたら郵便受けにミッションがあったの
テテが帰ってきてから一緒に見ようと思って」
テヨン「なんだか封筒が少し分厚いね」
パニ「ね？なんだろうね」
テヨン「とりあえず開けようか」
ハサミで上部を切ってまず中身を覗いた
テヨン「ん？写真？」
パニ「え？写真？
テテ、見せて見せて」
中に入っていたものを全てテーブルの上に出すと、
紙が一枚と写真が何枚か入っていた
私は紙を手に取り、文字に目を通す
テヨン「“TaeNy夫婦へ
結婚生活を始めて1ヶ月が経ちましたね
結婚といえばウエディング写真です
来週ウエディング写真の撮影を行いましょう
それまでに撮影コンセプトなど二人で考えておいて下さいね”
だって！」
パニ「ウエディング写真！素敵!!」
テヨン「ドレス、ティファニー似合うだろうなぁ
ふふふ…」
パニ「ドレスかぁ〜
テヨンとウエディング写真撮れる日が来るなんて…
嬉しい」
*****
女性MC「そうか、二人ともウエディングドレスになるのよね
なんだか不思議ね〜
でも、ウエディングドレス姿二人とも素敵でしょうね」
男性MC「そうですね
二人ともお綺麗ですからね」
*****
テヨン「ウエディングドレス撮影した後に、
カクテルドレスでも撮影したいね
ティファニーにピンクの可愛いドレス着せたいなぁ」
パニ「えへへっ 私も着たいな
テテはイエローね！」
笑顔でそう言って、ティファニーは私の右耳辺りにﾁｭｯとキスをする
テヨン「うん ふふふっ」
私もキスを返すと、ティファニーが私の右腕に腕を組んできて
「ふふふっ」
と嬉しそうに笑いながら私の肩に頭を置いた
それから、そのままの体勢で封筒に入っていた写真に二人で目を通す
テヨン「あ〜これ今までに結婚した芸能人の方々のウエディング写真か」
パニ「テテ、これ見て
キスしてる…！」
テヨン「おおぅ！
キ、キスは…」
ティファニーの方に目を向けると、
彼女は真っ赤な顔をして見つめ返してきた
テヨン「う゛…ん゛ん゛っ
やっぱこういうのって撮影の雰囲気とかあるし、
でも、カメラマンさんにどうしてもって言われたらやってもいいんじゃないかなっ？
なんて…」
パニ「そ、そうねっ
どうしてもってなったら考えるけど、やっぱこういうのはいろいろとね…
でも、どっ、どうしてもやらなきゃいけない感じだったらしょうがないけどねっ」
*****
女性MC「二人ともキスシーン撮りたいように聞こえるのは私だけなのかしら？」
男性MC「あははっ なんかそう聞こえますよね」
*****
パニ「テテ 写真のコンセプトはどうする？」
テヨン「コンセプトか〜
ティファニーは何か撮りたいのある？」
パニ「“私達の日常”とかどうかなって思ったんだけど」
テヨン「ん？日常？」
パニ「朝に二人で起きて、ご飯食べて、いってらっしゃいのキスしてお仕事行って、
帰ってきたらただいまのキスして、一緒にご飯作って、お風呂入って、
おやすみなさいのキスして寝るの」
テヨン「なるほど
一日の流れを撮る感じだね」
パニ「うん 幸せな一日って感じで」
テヨン「ふふ いいね」
パニ「えへへ 良かった」
その後私達は番組ディレクターさんにコンセプトを伝え、
ウエディング撮影の前日を迎えた