Book2 s
□蜘蛛と蝶 私だけのあなた
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YoonA side
ぎっしり詰まってたスケジュールも消化し、
やっと先週から少しのんびりできるようになった
そう
のんびりできるようになったのだ
…でも、私は未だオンニと一夜を過ごしていない
いや、一緒に眠るっていう意味ならもう何度もそれはあったのだけど…
この前まではオンニにガツガツしてたくらいなのに、
いざとなると私は少し怖くなった
オンニを愛し過ぎてる自分をさらけ出すのが少しだけ怖い
オンニが引いちゃうんじゃないかなって
こんなときにひょっこり昔の自分が顔を出す
オンニを狂おしいほど愛してるのに
それを隠してしまう自分
胸の中に閉じ込めれきれるはずないのに、
なんとか想いを抑えようとする自分
私はそんな自分を持て余して少し戸惑っていた