Book2 s

□バカップル 弱点
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女性MC「さあ、今週も始まりました!」


男性MC「先週は新居祝いをしたYoonSic夫婦
新居祝いでは皆酔ってましたね〜」


女性MC「ふふふ そうね〜
でも、あれが普段の彼女達の姿なんでしょうね」


男性「さて、今週はどんな姿が見られるのでしょうか
それではどうぞ」



*****
Jessica side



ユナの仕事の忙しさが以前よりも落ち着いてきて、
二人でゆっくりできる時間が増えた

今日も仕事を終えて帰ってきた後、
二人でソファに座って映画を観ている



私はユナに肩を抱かれ
彼女の腕の中にしなだれかかってゆったりと映画を楽しむ




二人でこんなにゆっくりするの久し振り…




思う存分ユナに甘えられる時間を過ごせるのが嬉しいし、
なんだか胸がくすぐったくなる

思わず映画の場面に関係なく微笑んでしまい、
そんな自分が恥ずかしくなってユナの胸に頭をこすりつけた




ユナ「ん…?オンニ眠い?」


シカ「ううん 違うわ」


ユナ「ふふ そっか」



ユナはそう言って微笑んだ後、またテレビに視線を集中させる



むぅ〜っ…





私より映画に夢中なユナに少しの嫉妬心が湧いた

だけど、しょうがない
これはユナがずっと観たいって言っていた映画だから



この映画が公開されている頃、
ユナはドラマの撮影中で映画を観に行くなんて到底無理だった
だから、映画のBlue-rayが出るとすぐに買ってユナにプレゼントした


ユナは瞳を輝かせてとても喜んでくれた後、
早速観ようと言ってデッキに向かい始めた
そして今、ユナとこうやって映画を観ている




私は途中から映画よりもユナのことが気になり、
もはやあまり真剣に映画を観ていなかった
映画の合間合間にちらちらとユナの表情を盗み見ては、
彼女がこうやって近くにいることに幸せを感じ、
ユナの真剣な表情に胸をときめかせている



ユナは無邪気に笑うと可愛いけれど、
こうやって真剣な顔をするとやっぱり整った綺麗な顔してるなって思う
神様は本当になんて美しいものを作ってくれたんだろうって見とれてしまう




ユナ「ふふふ… 何?オンニ
なんか私の顔についてる?」


シカ「ん?や、なっ…なんでもないわ」



いつの間にか長い間ユナを見つめていたみたい
恥ずかしくなって視線をテレビに戻した





ユナ「オンニ何か今日変だよ
ずっとソワソワしてる」


シカ「ん?してないわよ」


ユナ「嘘ぉ〜
なんかちらちら私のこと観てるし…」



ユナは小さくニヤッと笑うと、
私の耳元に近づいて
「…イチャイチャしたいんでしょ?」
そう囁いた



心の中を当てられて途端に顔が赤くなる




ユナは赤くなった私を見て満足そうに微笑んだ後、
またそっと耳元に近づいて囁く



ユナ「可愛い…
カメラがなかったらこのままジェシカのこと押し倒してるよ…」


シカ「なっ…」


ユナ「ジェシカもそうしたいでしょ?」


シカ「…ん」


ユナ「ふふふ 可愛い」



ユナは私の耳にチュッと軽くキスをした後、
私の目をじっと熱く見つめてきた

私もユナの目を見つめ返す









……


………




シカ「…ぷっ」


ユナ「ちょっと!なんで笑うの?」


シカ「くふふっ」


ユナ「今のとこで笑うって酷くない?」


シカ「あはは」




*****


女性MC「そのままキスするのかと思ったわ〜」


男性MC「そんな雰囲気でしたね」


女性MC「この二人はテヨンさん達と違う感じで雰囲気が甘ったるいわね」


男性MC「本当ですね
仲良いのはいいんですが、見てると照れるといいますか…
どうなってるんだ少女時代」




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