Book2 s

□バカップル 犬と猫
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YoonA side



楽屋で可愛いお客様とご対面した後、
お客様を連れてシカオンニと二人で家に戻った



ユナ「え〜っと、どうしたらいいのかな?
なんか部屋のもの動かした方がいい?」


シカ「大丈夫じゃない?」


ユナ「う〜んと…そうだね 大丈夫そう
じゃあ開けるよ?」


シカ「ふふふ ユンは待ちきれなさそうね」



ユンはケージの中でソワソワと足を動かし、
今か今かと出るタイミングを伺っていた



ユナ「ジェシーはずっと寝てるね〜
お疲れなのかな?」


シカ「そうじゃない?
今日は慣れない移動ばっかりだっただろうし」




そんな風に話しながらケージを開けると、
ユンがケージから飛び出してきて
ワンワンと楽しそうに吠えながら私に飛び掛ってきた


ユナ「わわっ!」


ユン『ワンワンッ!ワンワンッ!』


そして、嬉しそうに私の顔をペロペロと舐め始める



シカ「さすが人懐っこいユンね
もうユナと仲良しじゃない」


ユナ「ははっ くすぐったい
こらユンっ 大人しくしなさいってば」


シカ「でも、こっちの猫はケージから出る気配すらないんだけど…」



シカオンニはジェシーのいるケージの前に座り、
「おいで〜」なんて可愛い声で言っているけれど、
一向に出てくる様子がない



ユナ「こらこら ユン!
私はもういいから、シカオンニにもちゃんと挨拶するんだよ」



このままだとずっと舐め続けそうなユンをなだめてシカオンニを指差すと、
ユンは目を輝かせてオンニに突進していった



シカ「キャッ!ビックリした!
あははっ 可愛いわね」



ユンはオンニの匂いをクンクンした後、
撫でて撫でて?って感じで嬉しそうにオンニの体に頭をこすり付け始めた




むむっ!
ユン、今お前が頭をこすり付けているのは
私の(正確に言うとシカオンニのだけど)おっぱいではないか!




無邪気に魔ぱいを堪能するユンがちょっと気にかかったけれど、
私は犬に嫉妬するほど子どもではない



まぁ相手は犬だしさ

オンニは私のお嫁さんだし


それに、私なんて魔ぱいを直接揉んだり吸ったりしてるんだから!




…まぁやっぱりちょっと気になるけど





ユンはオンニにたくさん頭を撫でてもらった後、
さっきみたいに彼女の顔をペロペロと舐め始めた



シカ「キャハハ くすぐったいっ」


ユナ「あ〜ユンとオンニがキスしてる〜
私まだ帰ってきてからしてないのに〜…」


シカ「ちょっとユナ!」


ユナ「いいもんいいもん
私はジェシーと遊ぶから」




ジェシーのケージに近づき、
いまだ我関せずで眠っている彼女に呼びかける



ユナ「ジェシー 出ておいで〜
こっちの方が広いよ〜」



ジェシーはピクッと耳を動かした後、
ゆっくり私の方を見て、しかしまた寝た



ユナ「ジェシーおいでよ〜」



両手を叩いて呼びかけても反応なし



う〜む… このまま出てこない気か?




そのときだった

シカオンニにじゃれついていたユンがこっちにやってきて
ジェシーに鼻を近づけフンフンと匂いを嗅いだ後、
鼻先でジェシーの体を優しくつついて彼女を起こし始めた



ユナ「おっ?ユンがジェシー起こしてる」


シカ「本当 不思議ね」



ユンがジェシーの顔をペロペロと舐めると、
やっとジェシーは体を少し動かして覚醒し始める


ユン『ワンワンッ!』


時折ジェシーに向かってユンが吠えながら舐めていると、
ついにジェシーが体を起こした



ユナ「おっ!ジェシーが起きた」




ジェシーはケージから出るとグイーッと優雅に伸びをして、
ソファの上にこれまた優雅にジャンプをしてまたそこで丸まった




シカ「結局寝るのね」


ユナ「あはは まあ出てきてくれただけよしとしよう」





*****


女性MC「優雅な猫ね〜」


男性MC「あはは 無邪気な犬のユンと正反対ですね」





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