Book2 s

□バカップル あの子は心配性
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YoonA side




ユン達がうちに来てから3日目




ユンとはもう目で会話できるくらいに仲良しになった
ユリオンニが冗談(本気だったかも)で言ってた言葉に近くなってしまうけれど、
ユンと私はもしかしたら双子だったのかもしれない

そう思ってしまうくらいにユンが考えていることがわかるし、
ユンも私の考えていることをわかってくれているみたいだった


そして、ユンの最愛のジェシーも
シカオンニにそっくりで可愛くてたまらない
もし、シカオンニが猫だったらきっとこんな子なんだろうなって思うもん

だからきっと私がシカオンニを大好きなのと同じくらい、
ユンもジェシーが大好きなんだ











ユナ「あ〜明日までなんて寂しいな〜…」


朝、ユンとジェシーにご飯をあげ、
2匹の食事の様子をしゃがみこんで眺めながらそんなことを呟く
すると、朝の準備をしていたシカオンニがいきなり後ろから私の背中に乗ってきた




ユナ「わわっ!ビックリした」


シカ「何よ ユナは私だけじゃ不満〜?」



耳元でオンニの拗ねた声がした



ユナ「そんなわけないじゃん
オンニがいてくれるから私は幸せなんだもん」


シカ「…ふん」


ユナ「あ、今オンニ照れた?
照れたでしょ?
ぐふふ も〜すぐ拗ねるんだから
可愛いな〜」



そんな風にオンニをからかっていると、
突然耳に「ふ〜っ」っと熱い息を吹きかけられた




ユナ「ちょっ 耳止めて!
ごめんってば!
あははは オンニ!耳はダメだって」


シカ「くふふ 参った?」


ユナ「参った参った!」


シカ「それにねぇ…
う〜んと、昨日ユンに嫉妬してたの誰だっけ?」


ユナ「…参りました
オンニには勝てません」



素直に負けを認めると、
オンニは耳元で嬉しそうに笑い、
チュッと私の耳辺りにキスをして私から離れた

私はちょっと照れながらも嬉しくて、
後ろを振り返り、オンニを笑顔で見つめる




ユナ「私からのお返しはいらない?」


シカ「ん〜…いらない!」


ユナ「え〜っ!受け取ってよ」


シカ「あはは」



オンニはイタズラが成功したみたいに嬉しそうに笑った




ユナ「じゃあもう無理やりお返ししよ」


シカ「キャ〜〜!あはは」



その場から立ち上がり、
笑いながら逃げるシカオンニを追いかける




ユナ「いっぱいキスしてやる!」


シカ「キャハハ カメラあるでしょ」


ユナ「テヨンオンニ達も毎日キスしてたじゃん!だからいいの」






シカオンニを捕まえて抱き締める



ユナ「ふふふ どこにキスしよっかな〜?」


シカ「ちょっと!頬に決まってるでしょ
何言ってんの」


ユナ「私、頬にするとは言ってないもん
ん〜…じゃあその可愛いこと言う唇に…」




そう言って顔を近づけていると、
ぺチンッとおでこを叩かれた





シカ「カメラ…」




恥ずかしそうに頬を染めて上目遣いで私を睨むオンニ
そんなオンニが可愛すぎて可愛すぎて私はだらしなく頬がゆるんでしまう




ユナ「うん じゃあ唇はお預け」




頬にチュッとキスを落とした後オンニを笑顔で見つめると、
彼女はウルウル瞳で私を見上げながら嬉しそうに笑った

可愛いオンニに微笑み返してからコツンッとおでこを合わせる




ユナ「オンニ 今日帰るの遅い?」


シカ「ちょっとだけ遅くなるけどそんなに遅くならないわ
ユナはドラマ終わったばっかりなんだから夜はゆっくりしてて」


ユナ「オンニとゆっくりしたいな〜…
帰る前に連絡してね」


シカ「うん わかった」





*****


女性MC「近い近い近い!!
この二人基本的に距離が近いからビックリしちゃうわ〜!」


男性MC「あははっ なんだか欧米チックな距離感の夫婦ですよね」





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