Book4 t3

□ソシクエ 木の実
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ソニョシデクエスト
その5



ステテコ勇者テヨン一行はお金を稼ぎ、そしてレベルアップをするために森へと向かった




スヨン「あ、この草食べれそうだわ
取っとこ」


ユナ「あ、この木の実美味しそう」




しかし、スヨンとユナはなぜか食糧調達に勤しんでいた





テヨン「ねぇもっと森のもっと奥に行ってみる?
危ないかな?
なんか暗いし、いきなり大物のモンスター出てきそうだけど…」


スヨン「う〜ん…この辺はまだ大丈夫だと思うわよ?
そんなに強いモンスターが出るって噂は聞いたことないし」


ユナ「まだ皆ほとんどHP減ってないし行っても大丈夫だと思うよ
ある程度お金溜まってから町に戻った方がいいかも」


テヨン「じゃあ行ってみよう」





森の奥に向かってしばらく歩いていると、大きな木に丸々と赤く実った果実を見つけた


スヨン「あれ絶対美味しいよ!取ろうよ!!
絶対回復効果大のやつだよ!」


ユナ「あははっ
スヨンオンニ、興奮し過ぎだよ」


テヨン「え〜取るって言っても、あんな高いところ誰も届かないよ?」


スヨン「ユナの持ってる剣は長いでしょ?
伸ばしたら届かない?」


ユナ「ちょっとやってみる」




ユナは剣を伸ばして枝を切ろうとしたが、
実のついている枝までは全然高さが足りなかった





ユナ「オンニ、これスヨンオンニがやっても届かないよ…」


テヨン「諦めた方が…」


スヨン「そうだ!!」



スヨンはテヨンの手を引っ張り、木の下に連れてきた




テヨン「え?何?」


スヨン「ユナはここに立って」


ユナ「え?うん」


スヨン「そうそう、そこで
よし!テヨン、ユナに肩車してもらいなさい」


テヨン「は?」


スヨン「テヨンが肩車してもらえば届くでしょ?」


ユナ「あ〜ね、確かに届くかもね」


テヨン「え?でも、ユナ大丈夫なの?」


ユナ「うん、大丈夫だよ
こう見えても力には結構自信あるんだ」


スヨン「テヨン、ユナは力が相当強いの
だから安心して乗りなさい」


テヨン「それならスヨンが乗った方が…」


スヨン「私、剣扱えないもん
テヨンがユナの剣で切ればいいでしょ?」


テヨン「う〜…わかったよぅ…」



テヨンは乗り気がしないものの、
ユナに肩車してもらって木の実をとることになった




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