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□第20話 過去・変死事件
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六番隊 花音の自室
「………んっ」
もう、朝だ……。
「ん?地獄蝶?」
花音の部屋には地獄蝶がひらひらと舞っていた。
『零番隊に新しく就いた者がいる。今、お主の零番隊隊舎に向かっているそうじゃ』
「……は、い?」
零番隊隊舎…?
ぬおおおおお
また流魂街に行かなきゃなのおおおおお!?
流魂街・零番隊隊舎前
「っ…疲れた……」
移動するのがとてつもなくだるい。
「花音!聞いたか!?」
「新しく零番隊隊長になったらしいのよ!」
「うん、知ってる……だから待ってるよ………」
「いやいやいや!?中にいるんだって!」
「えっ!?」
驚いて零番隊隊舎を覗くと…
「久しぶりね、花音ちゃんっ♪」
「き……きりちゃん!?」
十二番隊隊長、曳舟桐生がいた。
「やぁ〜あたし零番隊に昇進したのよ〜」
「えっうん、それは、話の流れでわかるけど…ええええええええきりちゃんすごい!!!」
「何を言ってるの!花音ちゃんだって零番隊隊長さんじゃないの!しかもこんな立派な部隊まで!」
「…ところでどうしてここに?」
「あーなんか待ち合わせって言われてるのよね。霊王宮には入れないからって」
「「「「「あぁ……」」」」」
上にあるもんな(ね)…
と、全員同じことを思った花音たちであった。
しばらくして、花音たちの時と同様、あの零番隊隊長たちが来て、曳舟を連れて行った。
「……きりちゃん、頑張ってね」
さーて、うちも頑張りますか!
「花音、今日は零番隊なの?」
「ううん。六番隊だよ!新しい零番隊隊長がくるって言うから一時的に戻ってきただけ」
「ちぇっ…いねーのかよ」
「んもう、狂星拗ねないの!」
「拗ねてねーよ!!」
「じゃあまたね♪みんな!」
「「「「おう!(はい)(ええ)」」」」
そうして、花音は瀞霊廷内の六番隊へ戻って行った。