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□第2話 不思議な刀
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「ふーむ…。これは面白い。君に興味がわいてきたよ」


マユリはニヤリと笑う。


「おい涅!異世界の人間を実験するのは禁止されてるだろ!」


日番谷が途中からわりこんできてそう言った。


「ちっ、まぁ仕方ない。しかし君、総隊長には言わなくていいのかネ?」


「…今日は夜遅いしな。明日知らせようかと思う。おい、お前」


「はいっ!?」


「名前はなんだ?」


「…静川花音です」


「そうか。静川、お前は今日俺の自室(隊首室)で寝ろ」


「…へっ?!」


今…なんて言った!?

冬獅郎の部屋で寝るの??


「俺は執務室で、寝るから。
…行くぞ、静川」


「はっ….はい!」


花音は混乱しつつも日番谷のあとをついて行き、十番隊執務室を出た。









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十番隊隊舎

もう夜の12時近くだったためか、誰ひとり廊下にはいない。


日番谷はある扉を開けた。


「ここが執務室だ。
俺はここで寝るから。」


花音は部屋を覗いてみる。


「わぁ…。全く同じだ」


そこは自分の記憶にあるアニメや漫画と同じような部屋だった。


と同時に懐かしいような気がした。


ん?懐かしい?

気のせいか…。


「…」


感心している花音を、日番谷は相変わらず観察するようにジーッと見つめる。


その視線に気づいた花音はたまらなくなって……


「あの〜…なんですか?」


「…いや、なんでもねぇ。
俺の自室はこっちだ」


そう言って日番谷は奥へと進み、自室へ向かう。


花音もあとをついていった。
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