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□第2話 不思議な刀
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「所属は問題ないの…。そうじゃ一つ、お主に聞きたいことが」


山本の顔があまりにも真剣だったため、花音は反応が遅れた。


「……はい?」


「涅から聞いたんじゃが…お主は未来が見えると言ったそうじゃな?それはどういう意味じゃ?」


他の隊長らは驚きの表情を隠せない様子。


「えっとあの、未来が見えるんではなく、…未来…、この世界の全てを記憶してるんです」


「記憶、じゃと…?」


「はい。この世界がうち……私の世界では有名な書物となっていたので…」


「…どこまで記憶したのじゃ」


「えっと、本当に全てです…。鬼道や斬魄刀、建物、死神…そして未来」


その一言に、愛染は誰にも気づかれないくらい小さく反応した。


「…そうか。しかしおぬし、斬魄刀はあるかの?」


「あっ、はい!コレです」


そう言って花音は一応部屋から持ってきていた雪晶色花を見せた。


すると、またしても山本、卯ノ花、京楽、浮竹は目を見開く。


「…まだ使ったことないので、能力はわからないかですが」


隊長らはまじまじと雪晶色花を見つめるように観察した。


「わぁー、これ隊長のとそっくりじゃないですか?」


「ですよね、乱菊さん。」


「じゃあ氷雪系なんじゃな…って今、あたしの名前言った?」


乱菊がびっくりした様子で言う


「えっ、あ…はい」


「本当に知ってるのね〜!じゃあさ、今いる隊長の名前を全て言えたりする?」


「あ、はい。えっと…
山本元柳斎重國総隊長、
砕蜂隊長、
市丸ギン隊長、
卯ノ花烈隊長、
藍染惣右介隊長、
朽木白哉隊長、
狛村左陣隊長、
京楽春水隊長、
東仙要隊長、
日番谷冬獅郎隊長、
更木剣八隊長、
涅マユリ隊長、
浮竹十四郎隊長です…」


全ての隊長を正確に言い終えた花音を隊長らは唖然として見ていた。
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