change

□第10話 旅禍到着
2ページ/3ページ


「……市丸、気づいてたのか」


日番谷は氷輪丸を手にする。


「当たり前や。いくら霊圧を消しても、殺気のある目で見られたらなぁ」


「………」


相変わらず市丸はニヤリと笑っている。


「その様子やと…花音ちゃんから何か聞いてはったんかな?」


「…てめぇが知る必要はねぇ」


日番谷は霊圧を上げ、市丸を睨みつける。


そんな日番谷をあざ笑い、市丸はニヤリとしながら言った。


「……花音ちゃんはすごいなぁ。僕らに殺られそう…いや、ちょっと違うけど、あの場で卍解を取得するんやもの」


「「!!」」


その言葉に二人は目を大きく見開く。


「でもま、やっぱ眠りますわな。一気に使ってしもうたら」


「てめぇ…」


日番谷の目はハッキリとした殺気を宿した。


「怖いわぁ〜、そんな怒らへんといて。十番隊長はん」


そう言い残して、市丸は瞬歩で逃げていった。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ