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□第14話 動く藍染
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中央四十六室 地下議事堂
「…藍染隊長。こらまぁ派手にやりましたわなぁ」
「…いいんだよ、市丸、東仙。これくらいにしたほうがいい…」
藍染は以前自分が殺した四十六室メンバーがいる所に、市丸と東仙を招いていた。
「しかし…これほどまでやると、さすがに生ぐさい…」
殺したのは5日ほど前。
死体は少しずつ腐敗しており、部屋からはとんでもない異臭と血の匂いがプンプンしている。
「ところで市丸…」
「なんです?」
「静川花音の件はどうだ?」
「あぁ、花音ちゃんですか…。やっぱり、あの花音ちゃんで間違いありませんわ…。まぁ、記憶はないみたいやけど」
「…そうか」
ピクッ
途端に三人は誰かの霊圧を感じる。
「おかしい…僕の完全催眠によって四十六室は活動していることになっているはず…」
「藍染隊長、これは十番隊隊長さんのものではありません?」
「なるほど…。確かにこれは日番谷君の霊圧だ。静川君の仕業だな…。市丸、東仙、霊圧を消せ」
「「はい」」
三人は霊圧を完全に消して、すぐさま物陰に隠れた。
バンッ!
勢いよく扉が開く。
「ーー…これ、は……」
日番谷が見たもの、それは…中央四十六室の地下議事堂が血と死体で溢れかえっている光景だった。
…静川の言っていた通りだ…。
外から見た感じ、四十六室は活動しているように見えて躊躇したが…中身は……。
「…チッ」
日番谷は目的の大霊書回廊に向かった、
「…殺します?藍染はん…」
「…いや、あえて殺さないほうがいいな……」
そう言って、藍染はニヤリとながら鏡花水月を抜いた。