I want teach… ”love”

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「んっ………」

…今、何時?

時計を見ようと起き上がったが…

「…………え?」

私の目に入ったものは時計ではなく…

「ここ…どこ!?!?」

人通り少ない路地裏だった。




え……

私、さっきまで家のベッドで寝てたよね!?
コナン読み干して寝てたよね!?

なんで外で寝てるの!?
しかもここどこ!?

「……っ」

裏路地を通っていった一人の女の人を見ると…見た目的に日本人なのはわかる。

のに、なんだろうこの違和感…。

仕方ない、人に話しかけてここがどこか聞いてみよう…。

立ち上がって路地裏を真っ直ぐに歩くと、大通りに出た。

「なんか…違う…。東京みたいだけど、何かが…」

…まぁいっか。
おっ。あの人の良さそうなおばさんに話しかけてみよう

「…すいません!」

「…はーい?」

「道をお尋ねしたいんですけど…ここってどこですか?」

「ここ?ここは日本だよ」

「……」

…何この人。
私日本国喋ったよね?
日本語喋ってる日本人なんだから、ここが日本ってことはわかるに決まってんじゃん。私が聞きたいのは日本のどこにいんのかって話なのに。
てか普通そう捉えるよね?この人頭おかしいんじゃないの?

バカにされてる感じに少しイラつきながらもそれを抑えて…

「そうじゃなくて…何県ですか…?」

「あぁ…県ねぇ。ここはね、東京都だよ」

「…東京…」

やっぱり東京?
でも………

私東京にもう4年くらい住んでるけど、なんだか別の町みたいで気持ち悪い。

「じゃ、じゃあ…ここのだいたいの住所は!?」

「えっとねぇ〜…ここら辺は米花町っていうところだよ」

「米花町…」

…………そんな町、あったっけ?
ん?待てよ………

一つだけ思い当たるものがある。

「ま、さか…」

そう、私が知っている"米花町"は……

「名探偵コナンの世界…」








ってなわけあるか!
これは夢だよ、夢!!

二次元と三次元が合体するとかありえないから!!


バシン!


私は自分の頬を思いっきり叩いてみる。

「…ったぁ!?」

痛い………。
え?痛い……?

「てことは……本当に私、コナンの世界に…?」

唖然と立ち尽くしているとおばちゃんは"大丈夫かい?"と話しかけてきたが、私が"大丈夫ですuと言うと、おばちゃんは"気をつけてね"と一言残してから私の前から去っていった。

「こ…これからどうしよう?」

パニクりすぎて足震えてるし。
なんで?なんで本当にここにいるの??

「おい」

「ひゃぁっ!?」

いきなりの声に驚いて変な声が出てしまった。

と、同時に固まってしまった。


え…?は?

「なんか困ってるみてぇだから話しかけてみたんだけど…どうかしたのか?」

「……っ」

もう確定。はい確定。
コナンの世界以外、ありえないね。

私に喋りかけてきた男はそう、もうみんな知っているかの有名なアニメ、名探偵コナンの主人公こと工藤新一だった。
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