I want teach… ”love”

□06
3ページ/6ページ


車の中に入る私とベルモット。

車の中にいたのは……

ジン、ウォッカ、そして……シェリー、ライ、キャンティ、コルン……。



あぁ…。やっぱり、シェリー…いや、宮野志保…。



「あら?ボスとラムは?」

「…今回はは来なそうだ。まだブランテーマが信用できないからな」

「そう…。まぁ、ボスらしいわね」

ジンとベルモットは私をちらりと見た。

…何か反応した?私。
シェリーまでもが私をちらりと見てくる。

「じゃあとりあえず…自己紹介といこうか?」

「…そうだな」

言い出した張本人、ライが私の方へと体を向けた。
ライはー……ライの正体は赤井秀一。FBI捜査官の。

「俺のコードネームはライ。よろしくな…」

ギクり

一瞬睨まれるような、鋭い瞳に背筋が凍った。

…この人、私のことも観察対象として見てるってこと…?

「…っ。よろしくお願いします」

すぐにポーカーフェイスで誤魔化したけど、大丈夫かな…。

「…俺とウォッカとベルモットはわかるだろ。…シェリー」

「…ええ。」

ジンはシェリーに手で合図のようなことをして、シェリーは口を開いた。

「私のコードネームはシェリー。薬の研究と開発をしているわ。よろしく」

「……よろしくお願いします…」

"薬"…。

薬は….私が一番愛していて、憎くて、好きで、嫌いな言葉。

私の両親を幸せに、そして不幸にした物。


「アタイは腕利きのスナイパー。コードネームはキャンティ。よろしく」

「…同じく腕利きのスナイパー。コードネームはコルン。よろしく…」

「よ、よろしくお願いします」

あれ?この二人は幹部じゃなかったはず…。
なのにどうして…
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ