I want teach… ”love”
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やっと家について部屋のベッドにバタンと倒れこむ私。
今日はほんと散々だった…。
シェリーと仲良くなれたのは良かったけど
私、最低…………。
撃つ前のあの子供、震えてた。
「ごめん…なさい……っ」
ねぇ、どうしてなの?
やっぱり私、おかしいよ。
なんで感じないの?
私は、私は……
『ふっ……んっ…や、あ…!』
『いいねぇ〜その顔もそそるよ…じゃあちょっとこれをさしてみようかな…?』
『やっ……!お願、やめっ…』
『ん?おじちゃんには聞こえないよ?』
『ひゃっ……んっ……っ!』
『………………………ちょっと"実験"させてね?』
………実、験?
私、確か…中学二年生の時に一度、割とイケメンなおじさんとSMプレイでヤって…
「…実験って言われた?」
いやいやいや。その"実験"はあくまでSMプレイの時の演技だよね。
科学的な"実験"なわけないない。
……"ない"なんて言い切れる?
「や、やめ!こんなん考えててもしょうがないし!」
気を紛らすために特にすることもないが携帯を開く。
「あ……」
青子からメール?
To:瑠奈
From:中森青子
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おはよう!瑠奈!
今日はね、青子の誕生日なんだっy(^∀'o)
だからね、瑠奈に青子の家に来て欲しいの!
あ、もちろん快斗とか恵子のことも招待してるよ(★ゝω・)
それじゃ、青子待ってるね!
「……やばい」
もしかしてさっきの快斗ってあの、青子への夜景のプレゼントが終わった帰りだった…?
「どうしよう…」
組織のことでいっぱいで全然メールに気がつかなかった。
それに、今から行こうにも日付変わってるからもう遅い。
しかも、プレゼントも買っていない。
何か、何か……
そう思って私の部屋をみまわすけど…特に何もない。
あるのはPCと携帯、机、椅子、ベッド、推理小説、USBメモリ、タンス(服)だけ。
ん?PC……
そうだ!PCでレシピを探してお菓子作ろう!!!