I want teach… ”love”

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「んっ………」

あれ……私、いつの間にか寝てた?

「…っ、やば!?」

側にあった携帯を見ると、着信はジンだと思われる非通知電話がたくさん来ている。
すぐさまジンに電話をかけなおした。

「もしもし!!」

『…遅い。何してんだ』

「ね、…寝坊しました…」

『…まぁいい。早くトロピカルランドに来い。ジェットコースター付近で集合だ。いいな?』

「わかった…。あ、あと…私、変装していくから」

『変装?』

「うん。ほら、私って学生だからバレたらまずいじゃん?」

『誰かに見られるようなヘマはしない。見られたとしたらそいつを消す…ただそれだけだ』

「同級生や友達はさすがに気がひけるの…少しはわかってください」

『まぁいい…。他になんかあるか?』

「変装とついでに声も変えるから」

『お前……。ベルモットと同じように声まで変えられるのか』

「うん。声マネは得意だから」

『とにかく…さっさと準備して出ろ』

「了解」

私がそう言うと、ジンはプツッと電話を切った。
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