attack on titan ーもう一つの物語ー

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チユ視点











チユ
『な、何ここ……』












ウォールマリアに入ったとたん、
目に見えるのは、悲惨な光景だった。










崩れてる家
――きっと、巨人が……

















草だって、生え放題。
ーーそうだよね。あれから5年だもの……









「……。






……チユ………



チユ!




……………チユってば!!」




チユ
『え!?』





すごい状態の景色に唖然としていたせいか、ウカが心配そうに声をかけてきた。




ウカ
「チユ…。大丈夫?」



チユ
『あ、……多分、大丈夫じゃない。』



ウカ
「だっ、大丈夫だよ!!。
きっと、チユなら運動神経いいし。

立体機動装置も簡単にこなせるんじゃないかな。」



普段弱音を吐かないチユに焦りを感じたのか、ウカはそんなことを言う。


運動神経がいいからって生き残れるとは限らないけどね。


でもきっとウカも大丈夫なわけない。
手だって震えてる。

怖いよね、そりゃ。













恐怖のどん底に落ちてる時――。


ホノ
『いった!

うわ、なんもないとこでコケた。』



ルナール
『ププッ
うわ〜、ホノなんもないとこでコケるとか(笑

だっさ(ニヤニヤ』



ホノ
『うるせーぞ。おい。

そんなにチラチラ見るな(笑』










……………え?













な、何で、、、
いつもどおりでいられるの。











チユのちょっと後ろでは、
ルナールがホノをからかって無邪気に騒いでいる。














周りの生徒達も、2人を見ている。
信じられないと言う様な目で――。










何で、、、







巨人が来るかもしれないのに。







……………。













ーーーー。
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