長編
□第1章
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あたしはミユキの格好を見て驚いた。
そりぁ、あたしやナツキだってちゃんとネクタイしてないけど
ミユキのは、着崩すってよりも違う制服みたいになっていた
山田『ミユキ。入学式くらいちゃんと制服着ようよ・・・』
古野『やっぱり、ナツキもそう思うよね!』
あたしの言葉にうんと相槌を打ってくれた
江口『えーだって高校生だよ?いいじゃん♪』
山田『いや、意味がわかんないよ!』
江口『まあまあ、着ちゃったものは仕方ないから、早く学校に行こーー!』
古野『早くって、ミユキが1番遅かったのに・・・』
山田『ほんと、あの子は・・・』
早々と先へ行くミユキを2人で見ていた
キラン
ん?なんかミユキの耳が光ってたような・・・?
山田『あ・・・』
ナツキもそれに気が付いたようでジト目をしていた
古野『入学早々、先生方とお話し合いかー・・・
学校に、着いたら他人のフリしようかな・・・』
山田『まじそれ、賛成・・・』
江口『おーーい!!置いて行くよーー!』
きっとミユキはそんなことを言われてるとは思ってないんだろうな・・・
古野『ごめんね!今行く!!』
2人で、先を行くミユキを追いかけた
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*七津樹*