鬼徹倉庫
□続々虐待を受けている白澤くんとその隣人の加々知さん
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「ん……‥」
朝起きると見慣れない天井。覚醒しきっていないせいで少しの間混乱したが、隣にあるぬくもりを感じて見てみれば加々知さんが居て。ああ、そうだ僕は…‥と昨日のことが脳裏に浮かんだ。
時計を見れば午前六時
早く起きてしまった。
2度寝しようにもある程度覚醒してしまったため眠気は殆ど無い。
加々知さんが起きないように注意しながらベッドから降り寝室を出た。
足音を立てないように廊下を歩きリビングの戸を開ける。昨日と変わらない風景に少しの安堵をしながらソファーに座る。
チラリと横を見れば金魚のぬいぐるみ。触ってみれば意外と弾力や程よいだん柔らかさがあった。
なにこれ、気持ちいい!
気がつけばぬいぐるみを抱きしめてモフモフしていた。
「って、こんなことしてる場合じゃないし…‥!」
自分のほっぺをペチンと叩く。
せっかく朝早く起きたんだ。泊めてもらったお礼に立派な朝食を作るんだ…‥!
そう決意を新たに台所に向かった。
冷蔵庫を開け中を見ればそれなりに食材があった。(ビールやお酒類なども結構あった)
…‥とりあえず豆腐とわかめと油揚げを具材に味噌汁を作って、秋刀魚があるから秋刀魚の塩焼きを作って…‥あ、ご飯を仕掛けておかなきゃ…‥