鬼徹倉庫

□終 虐待を受けている白澤くんとその隣人の加々知さん
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「…‥この後はどうするのですか?」

僕の作った朝食を食べ、洗い物を(僕がすると言ったら断られた)終えた加々知さんが食器を片付けながら聞いてきた。

正直これ以上加々知さんに迷惑はかけられない。
父だって許してはくれないだろう。

「居たかったら居てもいいんですよ」

「…‥いえ、一度家に帰ります。父にも謝りたいし…‥」

「そう、ですか…‥」

そう言った加々知さんの声は少し落ち込んでいた気がしたけど、きっと都合のいい気のせいだろうな…‥


昨日着ていた衣類は加々知さんが洗濯してくれていた。
しかし、乾燥機にかけたとはいえ少し生乾きになっていた衣類を加々知さんは着てほしくないらしく、これまた何故持っていたのか不明の子供服を借りた。
僕が着ていた衣類は紙袋に入れてもらった。

「重ね重ねありがとうございました。また再度お礼に参ります」

「…‥では、また泊まりに来てください。貴方の料理はとても好きです、次は晩御飯も作っていただきたい」

「はい…‥!僕も、僕も加々知さんと過ごせて楽しかった!」

指切りげんまんですと言った加々知さんの表情は優しくてなんだか新鮮だった
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